ポケモン好きの皆さんポケんちは。ポケモンを愛して20年目、ぽけらばに入って5年目の智故です。どのアニメよりもアニポケが、どの漫画よりもポケSPが好きな私ですが、そのポケモンに匹敵する趣味が一つだけあります。それが「野球」です。特にプロ野球が大好きで、13年間応援し続けているベイスターズの試合を中心にシーズン中はほぼ毎日観戦し、シーズンオフもシーズン中に録り溜めたスポニューを消化する毎日を送ってきました。
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~ポケモン×野球~プレイボール
打線を組む前にまず、野球におけるポジション(守備位置)と打順のイメージについて簡単に述べる。なお、ここでの説明はあくまでも私個人のイメージである。また、私は野球観戦が大好きだが自分自身の野球経験はほぼ0に近いので、注意して頂きたい。
守備位置
投手 野球では最も特殊かつ重要なポジション。何失点するかはほぼ投手陣次第。「打線は水物」であり、失点を抑えることが勝利への近道。球威球速・コントロール・変化球、何かしら武器があると良い。先発ならば長い回を投げられ、中継ぎ・抑えならば連投をできるスタミナが欲しい。そして何よりも、ピンチでも動じないメンタル、任されたイニングを抑えきるという強い責任感、打者に負けない強気が絶対に必要である。
捕手 投手を含め他の選手に指示を出す司令塔。投手の女房として、支え操る包容力や冷静さが必要。技術面では、打者の観察、投手のリード、逸らさずに捕球、強肩で盗塁を阻止、走者の生還を阻止・・・と求められることは多い。ただし、近年コリジョンルールによる変更があり、クロスプレーで求められる技術は変わってきている。
一塁手 内野ゴロの送球を受ける。捕球が一番の仕事。大きいほど的が大きくなり良い。
二塁手 一塁に近いので肩はあまり求められないが、併殺でいつもと反対側に投げる機会も多いので、スムーズに捕って投げる守備の上手さが必要。
三塁手 強い打球がよく来る。また、バントやボテボテのゴロを遠い一塁に投げる肩が必要。
左翼手 あまり重要視されない。打撃がメイン。なお、外野手は全て肩が強いほど良い。
中堅手 外野の要。左右広範囲に動ける速さとクッションボールの処理の上手さが欲しい。
右翼手 一塁走者の三進を防ぐために、特に強い肩が欲しい。
打順
1番 とにかく出塁して欲しい。足が速いとさらに良い。
2番 1番を進塁させるのが一般的だが、2番最強説というものもあり、チームの特色をよく表す打順である。
3番 長打はなくとも高打率で走者を還し、かつ4番にチャンスをつくる。
4番 HRを打てる強打者を置く。チームの顔になることが多い。
5番 4番が勝負を避けられないように、同じようにHRを打てる強打者が望ましい。
6番・7番 基本的には打率の高い順に、左右二人の場合は順番を考えて配置。
8番 基本的には打率の低い打者だが、次の9番に投手、そして代打が来ることが多いので個人的には非常に大事な打順であると思う。
1回表 ポケモンで打線組んだ
この回では、ポケモンが実際に野球をプレーするとして、打線を組む。「打線を組む」というと打撃のイメージが強くなるが、指名打者(今回は考えない)以外は守備も行い、その能力は無視できない。特に投手と捕手は特殊なポジションである。そこで、まずは投手・捕手・その他野手の候補を挙げ、そこから打順を決める。
そもそも、野球をやるためには走る・捕る・投げる・打つという基本の動作ができなければならない。つまり、この時点でコイキングやドードー等腕のないポケモンやロコン等四足歩行のポケモンは、基本の動作ができず対象から外れる。(口でやれる可能性はあるが・・・)また、いくら名前が野球向きでもストライクのように腕の先が鎌等のポケモンも、除外している。
図鑑の説明を中心として選んだ候補が以下のポケモンたちである。
投手
チコリータ 「四足歩行だから投げられないじゃん」というあなた、浅い。(江川さん風) 確かにチコリータには腕がないが、代わりになるものがある。そう「つるのむち」である。投手の指標の一つが球速(初速)であるが、より正確にいえば大事なのはストライクゾーンを通過するときの球速(終速)である。「つるのむち」ならばおそらく18.44mくらい伸びるので、打者の手元付近でボールを放てば初速=終速となるしコントロールも正確である。「腕をむちのようにしならせて」とよくいうが、チコリータの場合本当にむちで投げることができる。まさに理想の投球である。なお、「つるのむち」が使え走れれば誰でもよく、チコリータを選んだのは単に好みである。
ユンゲラー 「つよい せいしんりょくの もちぬし。ピンチに なれば なるほど のうりょくが たかまっていく。」中継ぎ・抑えとしてこれほど頼もしい存在はない。
ドサイドン 「きんにくを ちからを こめて しゅんかんてきに ふくらませることで てにした いしを ふんしゅつできる。」ので、きっとボールも噴出できる。変化球も投げられるのかは知らないが超変則フォームであることは間違いない。
捕手
バリヤード 壁として期待したのもあるが、「ひとを しんじこませるのが うまい。」ので打者を巧みに翻弄するのも期待。ちなみに、コリジョンルールにより走路に壁はつくれないので、壁の使用法は自分の後ろを囲って捕逸・暴投を防ぐこと。肩の強さは知らん分からん。
ルカリオ 「あいての はっする はどうを キャッチすることで かんがえや うごきを よみとることが できる。」ので、打者の考えが手に取るように分かる。ついでに、手の甲にトゲのようなものがついているので、走者が本塁突入を躊躇しそう。
その他野手
オコリザル 「どこまでも おいかけてくる。」すなわち、粘り強い。
フタチマル 「みにつけた ホタチさばきの わざは フタチマルに よって ちがう。ホタチの ていれは かかさない。」とある。ホタチさばきをバットコントロールに活かせそうというのもあるが、それ以上に道具を大切に手入れするという点で野球選手に向いている。
HRは、守りでは基本防げない。プロ野球でフェンスをよじ登ってHRを防いだファインプレーが何度かあったが、外野席中段に届くような大HRではそれも無理である。しかし、ポケモンによる野球ではそのようなHRも守りでアウトにできる。何故なら、空を飛べるポケモンもいるからである。外野手の内2匹は、飛べてかつ野球のできる手・腕のあるポケモンを選ぼうと思う。
以上、候補となったポケモンたちから私が組んだスタメン・投手陣が以下である。
1 ジュプトル 二
2 オコリザル 遊
3 ルカリオ 捕
4 ローブシン 三
5 ルチャブル 右
6 フタチマル 左
7 カイリュー 中
8 フーパ 一
9 チコリータ 投
抑え ユンゲラー
瞬発力の高い1番ジュプトルが出塁し、2番オコリザルがどこまでもファウルで粘る。3番ルカリオは相手の考えを読めるので、高い打率を残せるだろう。そして、4番ローブシン5番ルチャブルで走者を帰す。ルチャブルは「カイリキーや ハリテヤマなど おおきな ポケモンと ごかくに たたかう」のでパワーは十分だろう。6番には、バットコントロールの良さそうなフタチマルを置いた。ちなみにストライクゾーンの小さい小柄なポケモンをたくさん選んで四球連発を狙うことも考えたが、「四足歩行のチコリータのストライクゾーンはどうなるんだろう?」と思い、結局ストライクゾーンは人間とは違う基準が必要という結論に至りやめた。
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以降、ブログ管理人の明日宮黎亜の文章です。(野球は全く分からずサッカー大好きでお馴染み)
この記事は、2016年の10月末にあった横国ポケラバーズの会の常盤祭で展示した会誌に載っていた、2つ上の先輩(院生)である智故さんが書いた記事です。私はサトシVSアラン回の感想記事(前編・後編)を会誌用に直して投稿しました。それ以前の学祭に私が載せた会誌は、このブログを探せばいくつかあるかと思います。主にこのカテゴリに。
ポケラバの会誌は基本的には当日会場に来ないと見られないのですが、私がこの記事は是非載せたいと智故さんに頼んで代理で載せさせていただきました。
この記事はまだまだ続きます!!1回裏以降もお楽しみに!!
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1回表 ポケモンで打線組んだ (この記事)