【謎解きポケモンクイズ】ポケラバ春合宿2019 #ハピ那須道場 解答編

2019年3月12日にポケラバ合宿 #ハピ那須道場 のクイズ企画として行った謎解きポケモンクイズ、その解答・解説をこの記事で紹介します。
この記事にも問題を掲載していますが解答と併記されているため、是非とも以下の記事で先に解いてからこの記事を読んでくださると嬉しいです。

asumiyareia.hatenablog.com

 

問題・解答・解説

以下に、問題・解答・解説を掲載します。
解説にはときどき、問題を作った時に考えたことも書いています。

問1~問6の解答は全てポケモンの名前です。

※この問題は、解答中スマホで諸々を検索しながら解くことと前提として作られています。

問題1

問題

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#ハピ那須道場 謎解き1

解答
ギギギアル

解説
駄洒落とマップ知識を融合した問題です。
〇はポケモン世界の街(町)、棒と数字は道路を示していて、左側のaはニビシティが当てはまります。
ニビ→2「ビ」→「ビ」が2つ、ということで、aはシビビールまたはビビヨンとなります。

この法則を受けてbの方を解きます。
まず、19や20というナンバリングの道路または水道が存在する地方はカントー・イッシュ・カロスの3種類です。このことを考えながらマップを検索すると、イッシュ地方南東部のヒオウギシティ→19番道路→サンギタウン→20番道路→タチワキシティが当てはまることがわかります。
サンギ→3「ギ」→「ギ」が3つ、ということでbに当てはまるポケモンギギギアルになります。

解答時間中に解答状況を見て回った時に、この答えを「ゴーゴート」にしている班がありました。この誤答の理由としては、bをカントー地方の地図を上下反転させたふたごじまだと捉えてしまい、ふたご→2つの「ゴ」→ゴーゴートと捉えてしまったようです。確かに上下反転させると道路の形状とナンバリングは似てしまっていますが、19ばんすいどうと20ばんすいどうとの変わり目はふたごじまではなく水道が折れ曲がっている部分であること(カントージョウトホウエン地方の道路は90度折れ曲がると必ず道路番号が変わるという豆知識)、そしてaの図ではトキワの森やお月見山に〇がついていないことから洞窟・ダンジョンに〇は付かないという法則が守られる必要がある、という2点から「ゴーゴート」という解答は間違いであると言えます。
しかしここを誤答してしまうと後々のパスワードが解けなくなること、そして紛らわしい出題となってしまったことを考えて、会場では「図を上下反対に見ることはない」というヒントを口頭で与えました。
あと今この記事を書いていてふと思ったのですが、トキワシティとハナダシティには1番道路、22番道路、5番道路、9番道路、24番道路の棒くらいは半直線で示した方がわかりやすかったかと思いました。するとbの図が陸の孤島的な場所であることがわかりやすくなりますし。

問題2

問題

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#ハピ那須道場 謎解き2

解答
バシャーモ

解説
まずこの航空写真が示す場所は、横浜のみなとみらい地区中心部である、ランドマークタワーやクイーンズタワー、コスモワールドなどがあるエリアです。
そのためこの問題は、普段横浜に生活・通学し、ピカチュウ大量発生チュウや少し前のポケモンセンターヨコハマに行くなどで馴染みのある人が大半であるポケラバだから出したという側面が強い問題ですね。
みなとみらいであることがわかれば、後は地図アプリなどを用いてその場所について調べるだけです。すると、
①→プカリサンバシ(ぷかりさん橋)
②→ニッポンマルメリアルパク(日本丸メモリアルパーク)
③→キシャミチ(汽車道)
であることがわかり、答えはバシャーモとなります。正直、どれか1つがわかればポケモンの名前は特定できますね。

ちなみに製作段階では航空写真の範囲が少し広く、みなとみらい線の"馬車道駅"が示される予定だったのですが、「馬車」がバシャーモと近すぎるということで汽車道に変更になりました。

問題3

問題

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#ハピ那須道場 謎解き3


解答
ランクルス

解説
今回の難問・悪問ナンバーワンですね。
解答は単純にビジュアルの名前を組み合わせるだけなのですが、検索が非常に面倒でした。
まず左の画像は「ラン」なのですが、画像を見ただけで判断するのは植物に詳しくないと無理ですし、それっぽい花の名前を虱潰しに検索して当たりを探すくらいしか効力法がありませんでした。
また右の画像は「クルス」です。十字架の別の呼び方ですが、なかなかそこにたどり着くのは難しかったようです。

しかし、後述の最終問題においてこの4答えの重要性は薄く、この問題を解かずとも最終問題を答えることができるので、スキップするのが正攻法でしたね。(言い訳)
完答したチームすべてが、一度最終解答にたどり着いてから逆算でこの問題4の答えを絞り出していました。

問題4

問題

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#ハピ那須道場 謎解き4



解答

クマシュン

解説

頭文字を多用したポケモンの知識問題ですね。

まず、1番左の列から、???が進化するポケモンであることがわかります。
次に一番上の行を見ると、ブラック,ホワイト,ブラック2,ホワイト2,……,ウルトラムーンと、ブラック以降のポケットモンスターシリーズ本編のタイトル頭文字になっていることがわかります。
そして表の中を見ると、「ゆ」「び」「す」と3種類のひらがながあること、一番右の列(サン,ムーン,ウルトラサン,ウルトラムーン)においては「ゆ」がそれぞれ2か所に分かれていること、そして何より気になることである点線が粗いものと細かいものの2種類になっていることに気付きます。
以上のことが意味するものは、そう特性です。粗い点線はは1つ目と2つ目の通常特性を分けていて、細かい点線は通常特性と隠れ特性を分けています。2列目と3列目を比較するとサン・ムーン以降からは通常特性が追加されたポケモンであることもわかり、そこからこれらの頭文字に当てはまるポケモンを検索しています。
すると、「きがくれ」「きかき」「びり」「いすい」に当てはまるクマシュンとその進化系のツンベアーがヒットし、クマシュンが答えであるとわかります。サン・ムーンからは「ゆきかき」が追加されましたね。

問題5

問題

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#ハピ那須道場 謎解き5



解答

ミジュマル

解説

右下の図が示すように、漢字を偏と旁に分解して、左から音読み→音読み→訓読みと読んでいきます。

未(ミ)→受(ジュ)→丸(まる)

問題6

問題

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#ハピ那須道場 謎解き6



解答

ヤトウモリ

解説

ひらめき系クイズによくある文字入力系の問題に分類されますが、ちょっと明日宮の好みが出ている問題です。
左上に書かれている"2 touch"は、2タッチ入力を意味しています。2タッチ入力とはまたの名をポケベル打ちとも呼び、まずk行→2などといった子音を意味するキーを押し、次にe段→4などといった母音を意味するキーを押すという2回キーを押して1文字を入力する入力方法です。明日宮は初めて携帯電話を持った時からずっと2タッチ入力を使っています。
8(y)1(a)4(t)5(o)1(-)3(u)7(m)5(o)9(r)2(i)→ヤトウモリ となります。

パスワード問題

問題

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#ハピ那須道場 パスワード


解答

ボルケニオン

解説

1~6のうち半数以上が埋まると、矢印が意味しているものは「そのポケモンのタイプ一致の技を使って"効果は抜群"にできる相手」であるとわかります。そのことより、?は、ギギギアル(はがね)、バシャーモ(ほのお・かくとう)、クマシュン(こおり)、ヤトウモリ(どく・ほのお)の4体にタイプ一致の技で"効果は抜群"にできるポケモンとなります。
ぶっちゃけた話、タイプだけでポケモンが決まる=答えはその複合タイプを持つ唯一のポケモンである、とわかるため、パスワード問題の解答チャンスに制限がないことを利用すれば、テラキオンなどの珍しい複合タイプを持つポケモンをローラーしていくだけでパスワードの突破が可能です。実際、その方法でボルケニオンを当てていたチームが1チームありました。まぁ、製作者としてはこの図がタイプ相性を示していることにさえ気付いてくれればほぼ正解なのでその方法もありだと思いました。

最終問題

問題

最終解答は

(A)ノ(B)(C) 

という形である。※全てカタカナ表記


(A) (3-3 3-4 5-1 5-5) -2=ナゲキ
  のとき
  (5-1 4-4 6-3)-1=???

(B) 1~6の真ん中を読め。

(C) ♪毎日がほら???

解答
(A)ミュウツー

(B)ギャクシュウ
(C)エボリューション
(最終解答)ミュウツーノギャクシュウエボリューション

解説

(A)
まず、()の中にある「n-m」といった数字について、これは「問題nの解答のm文字目」という意味です。それによると(3-3 3-4 5-1 5-5)はクルマユとなる、そしてクルマユから2を引くとナゲキになるもの、それは全国図鑑No.(もしくはBWのイッシュ図鑑No.)となります。(540-2=538) 
以上の法則から考えると、(5-1 4-4 6-3)は全国図鑑No.151はミュウで、そこから1を引いた全国図鑑No.150のポケモンミュウツーであるため、(A)の答えはミュウツーとなります。

(B)
「真ん中を読め」は私としてはひらめき系クイズの典型だと思っています。問題1~6全ての真ん中すなわち3文字目を読みつなげると、「ギャクシュウ」という言葉が出てきます。ちなみに問題1~6はこの(B)ありきで作っていて、3文字目がそれらに当てはまるポケモンを探しながら問題を作ったのでした。

(C)
「毎日がほら」というフレーズ、それは会場にいた人は何度も聞いたはずのフレーズです。そう、解答時間を示すループとして用いた「イーブイマーチ」の1フレーズとなっています。「毎日がほら」の後に来る歌詞は「エボリューション」なので、これが(C)の答えとなります。

(最終解答)
正直、(A)(B)(C)のいずれかがわかれば最終的にこの形にたどり着くのは想像しやすかったと思います。

結果

5チーム中4チームが制限時間内に最終回答にたどり着きました。
1番乗りだったチームは制限時間を5分以上余らせていました。

製作者より

この一連のクイズは、まず最終問題(B)の「ギャクシュウ」ありきで作られ、そこから3文字目がそこに当てはまるポケモンで個々の問題を作っていくという手順で製作されました。そのように解答にできるポケモンを絞った中で、ポケモンを知識を使う問題、現実の知識を使う問題、ひらめきを使う問題をバランスよく組み込むのには結構苦労しました。

解いてくださった方々、ありがとうございました。