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3回裏 ポケットモンスターSPECIALのトレーナーで打線組んだ
こんどは、漫画ポケットモンスターSPECIALの登場人物で打線を組む。
今度は初代主人公レッドから決めよう。レッドは、先発投手が最適だと思う。一番の理由は、左利き(両方同じくらい使える)であることだ。そもそも野球で左利きの選手は、一塁への送球が動作一つ分遅れることから、二塁手・三塁手・遊撃手には向かないとされる。左利きの人がそれらのポジションを楽しむために、左利き用の逆回りの野球大会もあるくらいである。逆に投手と一塁手は、左投げが重宝される。特に投手は、元々右投げが多く球筋が異なる左投げは打ちにくいことから、左で投げるというだけでアドバンテージが得られる。「戦う者」としての勝負勘は、打者との駆け引きで間違いなく役に立つ。持ち前の責任感でエースとなって欲しい。
図鑑所有者を中心に組んだスタメン・投手陣が、以下である。
1 パール 中
2 エメラルド 捕
3 ゴールド 三
4 ダイヤモンド 左
5 ホムラ(旧) 一
6 パカ 二
7 ウージ 遊
8 ワイ・ナ・ガーベナ 右
9 レッド 投
抑え シルバー
1番中堅手パールは、素早いイメージから。相手投手の構えから投球か牽制かが分かりそう。打席でも構えから球種が分かればなお良い。
知識・運・勇気・闘志・心・才能・戦略に優れた2番捕手エメラルド。また、熱くなり過ぎた投手を上手くなだめられそう。打席では、低身長を生かして高い出塁率を稼げる。
4番ダイヤモンドは、動きは遅くとも狙った1球を逃さず捉えてくれそう。どっしりとしたまさに4番らしい構えが似合う。左中間の打球はパールに助けてもらおう。
5番ホムラはパワーに期待。シズクを深い海から救出した実績から力強さは間違いない。
8番は、正直サファイアかワイかで迷った。サファイアは、アニポケのアイリスと同じように野生で培った身体能力と勘で走攻守そろった外野手にと思ったが、スカイトレーナー・サイホーンレーサーとして身体能力の片鱗を見せているワイも外野手が適していると思った。先発投手が不足していたため、コントロールの良いサファイアは投手とし、まだ資料が少なく今後に期待のワイに右翼手を任せることとした。
ラクツは、ミスターパーフェクトと呼ばれているのだから投手にしないわけにはいかない。バックスクリーン3連被弾はしないように。プラチナは吸収が早くかつ負けず嫌いなところがあるので適任。グリーンは、育てる者として2軍監督や見えない相手にわざを当てる感覚を生かした打者という案もあったが、今回はレッドと並ぶ左右のエースとして勝ち星を稼いで欲しい。ワタルは、ポケスペではイエローと同じ特殊能力を持ち、ボールを触れずに動かすことができる。特殊な変化球も生み出せるだろう。
抑えはシルバー。苦境を乗り越えてきたそのメンタルを存分に発揮して欲しい。
ヒーローインタビュー(あとがき)
今回の記事、実は1年以上前から案として挙がっていたもので、やっと書くことができました。妄想ばかりでちゃんと記事になるのか不安でしたが、今回が今までの記事の中で一番書いていて楽しかったです。見返してみると「~して欲しい」とか「~だろう」とかそんなのばかりですが、むしろそういったプレーやポケモン・トレーナー達がマウンドに集まっているのを想像するのが、とても楽しかったです。その楽しさが少しでも伝わっていれば嬉しいです。今回の記事は、時間等の諸事情により3回までしか書いていません。そもそも9回まで書こうとは思っていませんでしたが、中継ぎとかフォームとか応援歌とか切り口はまだまだありそうです。特に、アニポケのトレーナーの投球フォームは、一度じっくり観察してみたいものです。また、もし「野球なんだから9回まで書けよ」という程の野球好きの方がいれば、是非お話ししたいです。
いずれ、ポケモンの野球ゲームが登場することを願います。(あとナナコの再登場も)
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以上、全6回にわたって、智故さんの「ポケモン×野球」をお送りいたしました。
ポケモンと野球への愛と知識が詰まった素晴らしい記事でした。
野球をあまり知らない私にとっては、各守備位置や打順の意味や重視される能力がわかったのも非常に面白かったです。
ポケラバの会誌は基本的には学祭に来ていただいた方にしか見られないのですが、秀逸な記事がたくさんそろっています。直近の5月20日21日にあった清陵祭の学祭で作られた会誌もまた、非常に素晴らしいものでした。コマスターの記事が合計59ページもあって凄まじいです。もし機会があれば多くの方に見ていただきたいと思っています。