2020年2月23日、ここまでマリノスは既にスーパー杯にACLと3試合を消化してきましたが、ついにJ1リーグ戦がこの日開幕となりました。
ACLのシドニーFC戦はここでの開催でしたが「横浜国際総合競技場」名義だった飲んで2020シーズン初の「日産スタジアム」でのスタジアム観戦となりました。そんな2020シーズンのスタジアム観戦その3です。
試合開始前には、2019シーズンいっぱいで現役引退を表明した榎本哲也さんの挨拶が行われました。
榎本哲也さんは2002年から2016年にわたってマリノスに所属し、飯倉大樹選手と競いながらマリノスのゴールマウスを長い間守ってきました。
哲也さんはこの場で、マリノスの下部組織プライマリーでのコーチ就任を発表しました。下部組織出身者がマリノスに戻ってくるということで、非常に喜ばしいですね。
以下数行は読まなくて良いです。
哲也さんは2016年~2017年のロベルト佃の乱当事者の1人で、出ていくときはマリノスに砂をかけて出て行ったため、N村S輔や翌年のS藤学に次いでヘイトを集めていた選手だったと思います。当時マリノスに砂かけをした記事でのコメントでは「コーチ兼任というオファー」だったと憤っていたのですが(ロベルト佃絡みなのでこれが本当に真実だったのか。ただのマリノスに対するネガティブキャンペーンなのではないかと私は疑っています)、「コーチではなく選手としてやりたい」と言ってマリノスから出て行った哲也さんがマリノスに戻ってきてコーチをやるのは、ある意味2016年末の贖罪ともいえるのではないかと私は思っています。だから私は哲也さんを許すことにしました。
また、スーパー杯で2020Jリーグマスコット総選挙優勝が発表されたマリノスケの挨拶も行われました。1位になったということで公約通り色々なチャレンジをしてくれるみたいですね。楽しみです。
さて試合です。
試合はまず、マリノスのビルドアップを奪ったガンバが倉田選手のゴールで先制します。
次のゴールもガンバで、左から攻め上がり、最終的に矢島選手がフィニッシュしました。
このとき、左サイドへのパスで今シーズンからJ1リーグ戦にも適応されたVARにおけるオフサイドディレイが行われました。一度プレーを流してゴールまで見届け、ゴール後にその前のプレーがオフサイドが否か判定を行いました。この辺のVARの流れはちゃんと覚えないと、恥ずかしいヤジを飛ばしてしまうことに繋がりかねないので、気を付けたいですよね。
試合は後半、マルコス・ジュニオール選手のゴールでマリノスが1点を返します。このゴールはシュートを撃った瞬間は弾道的に外れたと思いました。しかしそのボールには強烈なスピンがかかっており、弧を描いてゴール右上に吸い込まれました。その軌道は2019年のアウェイ浦和戦での2点目を彷彿とさせましたね。
しかし同点とはできず、1-2で試合終了となりました。
マリノスが勝てなかったのは悔しいですが、ガンバのしっかりとしたマリノス対策など、中立で見ればかなり面白い試合だったのではないかと思います。
試合終了後には、2004年までマリノスに所属し、今は膵臓がんと闘っているユサンチョルさんの挨拶がありました。どうか、どうかどうか病に打ち勝ってほしいですね。