このたびの11月9日に放送されるアニメ・ポケットモンスター サン&ムーンの回を持って、アニメ・ポケットモンスターシリーズの通算放送話数が1000話に達します。サトシとピカチュウ(VSロケット団)の冒険が20年も続けて放送されているのはとても素晴らしく、嬉しいことですね。
それを記念して私は、第1話から第1000話までを100話ごとに区切ってそれぞれの時期の私とアニポケの個人的な思い出を語りつつ、それぞれの中でのイチオシ回を紹介していくことにしました。
それでは以下から1ページずつ、100話ごとに紹介していきますので、見てもらえると嬉しいです。
無印からXYまでのヒロイン5人がでふぉめフィギュアになりました。ポケモンセンターなどでできるガチャガチャで手に入ります!
通算1~100話
~
ポケットモンスター第100話 オレンジ諸島編第18話
「みなみのしまだよぜんいんしゅうごう!」1999年5月27日放送
アニポケの記念すべき最初の100話です。1~38話(ポリゴン回。話数にカウントされている)は火曜日の18時30分からから放送されていました。39話(ピカチュウのもり)から木曜日の19時からになります。放送当時の私は生まれてはいるのですが、1~3歳ととても幼い上に、ポケモンには全然興味を示していなかったので当然生では見ていません。ですが小3くらいに父と一緒にレンタルビデオを毎週借りて見ていたので、私は一応、ここの全ての話を見てはいるはずです。
イチオシ回
1997年5月27日放送
後にOP「ライバル!」にも一瞬登場する
セイヨさんは、自分たちポケモンゼミの
面々とは別のやり方で強くなろうとしているサトシの方法を、バトルを通して知ることとなるのでした。ジュンもサトシとセイヨさんのバトルで気付いたものがあり、自分の道を定めるきっかけを得たのでした。ここら辺の展開とキャラクターも私好みだったので1~100話のイチオシ回に選びました。
通算101話~200話
ポケットモンスター第101話 オレンジ諸島編第19話
「してんのうカンナ!こおりのたたかい!!」1999年6月3日放送
~
ポケットモンスター第200話 金銀編第82話
無印のオレンジ諸島編~金銀編にあたる部分です。通算101話は、サトシがジムリーダーなどの目上の人に対して敬語を使うようになった話であり、今に繋がっていく部分がありますね。
ここの途中から私は幼稚園に入り、周りの園児たちがポケモンを好いているなかで私はポケモンに一切興味を持っておらず、むしろ苦手としていたのでした。当時の私を知る親からすると、今の私がこれほどのポケモン好きになっていることが非常に不思議なようです。
イチオシ回
通算155話 ポケットモンスター第155話 金銀編第39話
「リングマでドッキリ!!」2000年7月6日放送
素晴らしい料理やキャンプのときの暖かい環境に感動するシーンが印象的でしたね。また、吊橋が崩落するシーンではサトシたちのポケモンとロケット団のポケモンが協力してピンチを切り抜け、皆で喜びあっているシーンには感動します。そしてそこから一転して、停戦協定終了でロケット団がピカチュウゲット作戦に入るのも面白いですね。
通算201話~300話
ポケットモンスター第201話 金銀編第83話
「さよならチコリータ!? でんきのラビリンス!」2001年5月24日放送
~
「走れサトシ!キバニアの川を越え!」2003年5月8日放送
金銀編からAGの序盤までの部分です。
イチオシ回
通算292話 ポケットモンスター アドバンスジェネレーション第16話
「カナズミジム!ノズパスの秘密兵器!!」 2003年3月13日放送
モリの攻撃や、フィールドに影響を与えるほどのフルパワーのかみなりで対抗していくサトシのサトシらしい戦いが見られます。
終盤にはサトシの「思いがけない技で相
手を怯ませる」戦法をやり返す形で
ツツジも、ノズパスのでんじほうで強さを見せますが、サトシの意外性はその上をいき、それまで不安定だった新技のアイアンテールを見事に決めて勝利するのでした。また、前半部分ではハルカがジム巡りではなくコンテストを巡るポケモンコーディネーターを志すハルカの決意が示されるシーンがあったのも重要ですね。
通算301話~400話
「秘密の池!ミズゴロウがいっぱい!?」 2003年5月15日放送
~
「サバイバルでいこう!」 2005年4月14日放送
ここは全てAGシリーズのホウエン地方編です。放送当時に生で見ていた記憶のある回ばかりが並びますね。
イチオシ回
通算359話 ポケットモンスター アドバンスジェネレーション第83話
「お天気研究所のポワルン!」 2004年7月1日放送
お天気研究所にある超古代ポケモンのデ
ータを巡って、アクア団と戦闘になるお話です。パートナーのメタモンをポワルンに変身させておとりにしたり、狙われたデータを先にコピーしておくとい機転の良さを見せたりしたお天気研究所の研究員の女性であるミリ。しかしその正体はマグマ団の変装の名人・バンナイだったというまさかの結末を迎えたのが印象深かったですね。また、本物のミリにだけ反応するタケシのおねえさんセンサーの凄さも伝わってきました。
通算401話~500話
「サイユウシティ到着!長靴をはいたニャース!?」 2005年4月21日放送
~
どうでもいいことかもしれませんが、通算101話~400話は丸2年より少し短い期間で100話分を放送していたようですが、通算401話以降は丸2年より少し長い期間で100話分を放送するようになります。
イチオシ回
通算488話 ポケットモンスター ダイヤモンド&パール第20話
「ポケモンハンターJ!」2007年2月22日放送
われ、Jに立ち向かっていくことになるお話です。サトシの正義感、そしてポケモンに対する熱い想いが爆発しているのが非常に印象的ですね。Jの飛行船の中でのサトシとロケット団の共闘シーンも非常にスリリングな見応えがあります。そして最後のシーンで、部下を巻き添えにしながら事を収めようとするJの冷酷非道さが非常に怖く感じられました。Jとサトシたちは、この後も何度も戦うことになっていきます。
通算501話~600話
「スキです!ポケモンなりきり大会!!」2007年5月10日放送
~
ポケットモンスター ダイヤモンド&パール第132話
「フルバトル!シンジVSサトシ!!(後編)」 2009年6月18日放送
DPシリーズの中盤の部分ですね。590話台には、キッサキジムからJを交えたレジギガスの回、そしてちょうど600話のサトシとシンジのフルバトルまで、非常にアツい回が続きます。
イチオシ回
通算559話 ポケットモンスターダイヤモンド&パール第91話
4話構成のポケモンサマースクール編の最終話です。「様々なポケモンと触れ合い知識を深める」ことの真骨頂として、その場で選んだ様々なポケモンと共にトライアスロンを繰り広げていくレースはとても見応えがありました。そして何よりもサトシとアオイの熱血直情型コンビが非常に見ていて楽しいです。誰よりも勝ちたい相手であるとお互いに考えてデットヒートを繰り
広げながら、トンネルの中でアオイとコリンクが陥ったピンチを「友達だから」というシンプルな理由で助けるサトシのサトシらしいところが非常に素晴らしかったで
すね。そしてその「友達」という言葉にちょっと引っかかり、実はサトシに好意を寄せるようになったアオイの気持ちも、青春している感じがひしひしと伝わってきて素晴らしいと思いました。また、タッグバトル大会以来の登場となったコウヘイの主にヒカリに対する曲者感や、ムサリンダとして年齢を偽って参加したムサシがいつの間にかチームメイトに慕われている姿など、様々なキャラクターに見どころたっぷりのお話でした。
通算601話~700話
ポケットモンスター ダイヤモンド&パール第133話
「ユクシーの影!」2009年6月25日放送
~
「全員集合!ドンバトル!!」2011年7月7日放送
DP終盤からBW1年目にかけての部分です。私(主に中3のとき)にとってはまさにここが、アニポケ、そしてポケモン世界に引き込まれた一番の要因の部分ですね。我が家の録画機器の更新により、リアルタイムで見られなくても毎回逃さずに見られるようになった時期でもあります。特にちょうど700話のドンバトル初回は、ライバルズの大集合に私の心は完全に惹きつけられ、ラングレーちゃんを愛する今の私を作り出した非常に重要な回になっています。ベスウイだけでなくDP終盤も含めて、推したい回が多すぎてたった1つに絞るのはとても心苦しかったのですが、私にとって1つ突き抜けて重要な回があるので以下にはその回について書きます。
イチオシ回
通算694話 ポケットモンスター ベストウイッシュ第33話
これまでに私がこのブログで何度も取り上げたことがある回ですね。5月26日をラングレー記念日と定めた由来でもある、ラングレーちゃん初登場回です。
私の中ではラングレーちゃん初登場回として、腰から下だけを見せる初登場シーンからバトルシーン、はたまたデントが作った朝食を勝手に食べるシーンまで全てが最高に可愛いと推している回なのですがもちろん、アイリスがドリュウズと和解する回としても非常に素晴らしい回なのです。ドラゴンバスターとしてドラゴンタイプ使い、主に竜の里出身のトレーナーを倒すことを生業としているラングレー。そしてそのバトルを受けるアイリス。勝手にバトルをするアイリスのドリュウズは、かつてドリュウズがアイリスの指示を信用できなくなったきっかけの技であるいわくだきをラングレーのツンベアーから受けて、心を大きく揺れ動かします。その夜、勝つためには遠隔攻撃技が必要というドリュウズの考えをアイリスはついに理解して、共にきあいだまの特訓をします。そして翌朝のラングレーとの再戦でドリュウズがツンベアーと引き分けることで、アイリスとドリュウズの最強コンビが無事に復活を果たしたのでした。アイリスのポケモンとの接し方に大きな変化が訪れる、非常に重要で素晴らしい回なのでした。
通算701話~800話
~
ポケットモンスター ベストウイッシュ第139話 シーズン2第55話
デコロラアドベンチャー!第17話
ベスウイの多くがここの700話台に入っていて、私の推す回も非常に多いところです。ちょうど701話目のドンバトル第2回は、ラングレーのコマタナがサトシのツタージャと戦うシーンがあり、ラングレーちゃんの可愛らしくてかっこいい技指示モーションが非常にたくさん見られる最高の回ですね。ちょうど800話もアイリスが長い旅を経てポケモンの気持ちを理解する力に目覚めた重要な回です。
イチオシ回
通算742話 ポケットモンスター ベストウイッシュ第81話
歴代アニポケの中で私が最も好きな回です。こちらも私のブログなどで何度も話題に挙げているかと思います。アイリスたちがラングレーと共にテッシード研究所を訪れ、漏れだしたテッシードのコケがひと騒動を起こすお話ですね。このお話で重要な役割を持つポケモン、それがラングレーのバイバニラでした。ドラゴンタイプに強いこおりタイプ、なのは良いけれども、バイバニラはドラゴンタイプの男の子が大好きな性格なのでした。そのためアイリスのキバゴにすぐ惚れてしまいます。このあたりでもう既に可愛さ満点で私は転げ落ちそうになりましたね。その後の騒動で、元々こおりタイプが苦手だったアイリスがバイバニラと協力してコケを除去していくシーンを経て、ラングレーのツンベアーの活躍もあって騒動が収まるのですが、最後の別れの夕方のシーンでラングレーはアイリスを通じてバイバニラにお礼を言うのです。ここですぐ後ろを向いて去ってしまうラングレーちゃんの照れ隠し感が非常に可愛らしくてたまらなく大好きなのです。歴代アニポケの中で最も好きなシーンはもちろんこの夕方のシーンですね。バトルするときはあんなにもかっこいいけれどもアイリスと絡むと可愛さが見えてしまうラングレーちゃんの魅力に溢れたお話なのでした。
通算801話~900話
デコロラアドベンチャー!第18話
「デントVS氷の挑戦者!サンヨウジムの危機!!」2013年9月12日放送
~
ポケットモンスター XY第95話
「カロスの危機!巨大日時計の戦い!!」2015年10月15日放送
ベスウイ終盤数話からXYシリーズのXY&Zに入る直前あたりまでです。ベスウイでアニポケの世界に惹かれた私は、これからもアニポケを愛していこうと思い、XYも心して見るようになるのでした。大学生になってからは、リアルタイムで見ながらTwitter #anipokeで実況しながら見ることも増えましたね。
そういえばこの100話には最強メガシンカが3話含まれています。インターネットでポケモンの通算話数さらにはXYの話数を検索すると、最強メガシンカが話数としてカウントされていないことが多いのですが、番組表やレンタルDVDで話数を確認するとちゃんと最強メガシンカもXYシリーズの話数にカウントされているのですよね。XY&Zでサトシとアランのストーリーが重なり合うように、最強メガシンカの4話もXYシリーズには欠かせない話なので、ちゃんと話数にカウントするべきだと思います。
イチオシ回
通算888話 ポケットモンスター XY第83話
トライポカロンフウジョ大会にセレナが挑むお話、かつ私がずっと願っていたミルフィちゃんの再登場が叶った回です。ミルフィが得意とするポフレ作りのテーマパフォーマンスから、そして勝負のフリーパフォーマンスまで、ミルフィのポフレ作りだけではないトライポカロンへの情熱が強く感じられました。そしてセレナにはフリーパフォーマンスの直前にドレスが破れてしまうという試練が訪れるものの、その場の機転でそのピンチを乗り越えて素晴らしいパフォーマンスを見せ、見事1本目のプリンセスキーを獲得したのでした。この回で特にお気に入りなのが何と言ってもミルフィちゃんのセレナへのサトシを話題にした絡みで、からかうミルフィちゃんもからかわれて赤面するセレナも本当に可愛いのです。特に大会後の夕方に再会を誓いながら、小声でセレナをからかうシーンが最高級に好きです。もちろん、セレナの大きな成長が見られたという面も非常に素晴らしかったですね。
通算901話~通算1000話
ポケットモンスター XY第96話
~
ポケットモンスター サン&ムーン第49話
「リーリエとシルヴァディ、よみがえる記憶」2017年11月9日放送
XYからXY&Zに突入する部分から、サン&ムーンで放送された最新の回までが対象になっています。2016年4月からは放送時間が5分繰り上がり、18時55分からの放送になりました。18年ぶりの変更ですね。シリアスで熱いストーリーに溢れたXY&Zから、毎回毎回最高級の可愛さと楽しさを見せてくる今のサン&ムーンまで、引き続き私はゼンリョクでアニポケを楽しんでいます。
イチオシ回
ポケットモンスター サン&ムーン第26話
「さよならマーマネ!」2017年5月11日放送
マーマネが引っ越してしまうという勘違いから、クラスメイトのみんながマーマネのために様々なことをしてあげるというお話です。自分の秘密の場所を教えてあげるカキ、夕暮れのホエルオーを見せてあげるスイレン、自慢の料理を振舞ってあげるマオ、たくさんの感謝を伝えるリーリエ、そしてでんきタイプ使いで発明好きのマーマネにぴったりのデンヂムシを見つけてきたサトシ。アローラ組の面々それぞれの特徴と、アローラ組全員のまとまった優しさが強く感じられてほんわか感動する素晴らしいお話でした。引っ越しの話がマーマネの勘違いだと分かった後も、これからもマーマネと一緒にポケモンスクールに通えることをみんなで喜び合い、サン&ムーンらしい優しさに溢れた結末となりました。
以上、100話ごとの私のイチオシ回紹介でした。その10話を横並びで見て気が付いたのですが、サトシたちとロケット団が共闘する話が2つ挙がりましたね。そしてやっぱり後半になればなるほどライバルキャラ推しが非常に強くなっていて、これこそが私なのだなぁと自ら思いました。「夕焼け」や「夕方」といったワードも結構見られましたね。
ここからはまとめとして、20年間の1000回を通して、何故私がアニメ・ポケットモンスターシリーズを大好きなのかを語ることにします。
まず、なんといってもポケモンと人間が共に生きている世界が描かれているということが素晴らしいですね。ゲームでポケモンに出会ってからポケモンのいる世界に憧れた身として、その世界に生きるキャラクターたちが声つきで生きている様子を見られるだけでも幸せな気持ちになれます。
次に、主にポケモンバトルにおけるアニメならではの動きが熱いということです。ポケモンバトルとはポケモントレーナーがポケモンに技を繰り出させて戦うことで、それはもちろんゲームでも十分に楽しめますが、アニメではアニメならではの空間を存分に使った迫力満点のバトルが描かれていて、とても素晴らしく、熱さを感じることができます。特に意外性たっぷりのサトシのバトルは、アニメならではの空間や技やポケモンの特徴を存分に使っていて、見ていて非常に楽しくなれますよね。
そして最後に、これは完全に私ならでは部分なのかもしれませんが、人間キャラクター同士の絡みが非常に楽しくて面白いということです。ポケモントレーナーだったりポケモンブリーダーだったりポケモンコーディネーターだったりポケモンソムリエだったりポケモンパフォーマーだったり、ポケモンとの関わり方はひとそれぞれではあれ、全員に共通することは「ポケモンと共に生きている者である」ということで、だからこその関係性やだからこその会話が見られて非常に楽しいのです。私個人としては特に6人を超えてくるような多人数での絡みが賑やかで楽しげになるので気に入っていまして、そのためサトシ・デント・アイリスのそれぞれのライバルが集合したドンバトルやドンナマイトなどのベスウイのバトル大会、そしてサン&ムーンでのクラスメイトたちがものすごく大好きなのですよね。
他にも私がアニポケを好きである理由は細かい所でたくさんありますが、大きく言えば以上の3つですね。このあたりの考えは、やはり私がアニポケに完全に惹き込まれたベスウイ以降の嗜好や考えに基づいています。
以上、長々とアニメ・ポケットモンスターシリーズについて語ってきました。この記事を読んで、「あの回をもう一度見てみたいな」や「これからアニポケも見てみたいな」などと思ってくれる方がいたら嬉しいです。(まずは今すぐサン&ムーンを見ましょう。最高に可愛くて楽しいです)
あと、皆さんの100話ごとのイチオシ回も知りたいですね。テンプレートとしてこちらを使ってください。書けたらTwitterにハッシュタグ #アニポケ1000回 を使ってツイートしていただけると嬉しいです。
それでは皆さん、ベストウイッシュ!良い旅を!!