風とタマゴとオンバット! ~サトシがお父さんでルチャブルがお兄さん~

6月11日に放送された回です。

クノエシティでの一連のストーリーが終了し、サトシたちはフウジョタウンに向けて
旅を再開しました。そんな中の休憩時間からのスタートです……!
ヤンチャムハリマロンは相撲で対決していて、その行司はゲコガシラ。可愛い。

さぁ出発、というところでルチャブルポケモンのタマゴを持ってきます。
そのタマゴをみんなで温めて、生まれてきたのはオンバットでした。
泣き出したり、サトシを親だと思ったり、まだ幼くてとても可愛らしいですね。
それにしても、何故あのタマゴは木の根本に隠すように置いてあったのでしょうか。
親の姿も見当たりません。生まれてすぐに飛べるはずなのに飛べないということも
含めて、これらには何かしらの事情があるのかもしれませんね……。

さて、オンバットの飛行訓練が始まりました。
飛ぶにはコツが必要では?ということからまず、ヒノヤコマがお手本を見せます。
さらに、飛ぶ前の段階である滑空が得意なルチャブルもお手本を見せました。
ひこうタイプが3匹もいるという状況には最初は驚きましたが、こうやって2匹が
お手本を見せていくというストーリーなら納得ですし、
ポケモン同士が助け合う姿が見られて非常に微笑ましいですね。
ちなみに、ハリマロンヤンチャムのお調子者コンビもここまでの一連の出来事に
参加しています。オンバットが飛ぼうと頑張るのを自分のことのように応援して
いるように見えてここも良い感じです。


風に乗って滑空するコツを掴もうというルチャブルの案で、
風のある場所に移動してまた練習を始めますが、
そこでオンバットルチャブルロケット団に捕まってしまいます。

オンバット、それはヌメラと似たように、育てれば強力なドラゴンタイプである、
オンバーンに進化するポケモンです。ロケット団はそれを目的にしているようです。
ちなみにここでムサシはコジロウにオンバーンへの進化条件を尋ねました。
このときに「特別な石や、時間帯や雨が条件だったら面倒」という発言をし、さらに
「逆さまにする」というマーイーカカラマネロに進化する条件も口にしました。
(ここでマーイーカは逆さまになってアピールしますがスルーされてしまいますw )
ゲームXYで新しく登場した進化方法がいくつか出てきましたね。
シトロンがヒノヤコマの特性:ほのおのからだがタマゴを早く孵す効果があると
解説したのも含めて、結構たくさんゲームでの設定が台詞として登場しました。
ちなみに、アニメではレベルについて言及はほぼできないので、
どう答えるのかなと気になっていたムサシの質問へのコジロウ(図鑑?)の答えは
「とにかく育てる」というあっさりしたものでしたw

隙を見て脱出したルチャブルオンバットは洞窟に逃げ込みます。
洞窟の中では、ルチャブルのちょうおんぱを利用して、ムサシ・コジロウ・ニャース
位置を把握し、そのピンチを切り抜けました。
オンバットは幼くして策士ですね~。「臆病者」というムサシの挑発に乗って
しまいそうだったルチャブルを止めるなどの冷静な行動もできますし、
成長するのがとても楽しみなポケモンですね。


事件も解決し夕方、オンバットはサトシたちと一緒に旅をすることにします。
このときのサトシのモンスターボールの当て方が、
ヌメラのときを思い出させるようなとても優しいものでしたね。

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オンバットという新たな仲間が加わりました。
そこには、新たな可愛らしい関係性も生まれています。


まずはサトシとオンバット
オンバットが生まれて初めて見たのがサトシだったというのはもちろん、
特訓を手伝ってくれたり、ピンチのときはダイビングキャッチで助けてくれたり、
オンバットにとってサトシはまさに'お父さん'のような存在ですね。
サトシがついているからこそ頑張れる、そんな姿がこれからも見られるでしょう。


同じひこうタイプとして、そしてサトシファミリーの'お兄さん'として、
飛ぶ練習の手伝いを中心に助けてくれる2匹です。
(メロメロを使われたりニャースに訳されたりしていないので実は性別は未確定だが)

特にルチャブルとは、一緒にピンチをくぐり抜けたという経験がしたので、
まさに兄弟のような関係になっているのだと思います。
普段のルチャブルは独りで突っ立っていたり今回の冒頭のように特訓していたりと、サトシ以外とはあまり絡んでいないように感じられるファイターです。
なので、今回のオンバットを助けている姿を見て、
ルチャブルにこんな繊細なことができるのかと驚きました。

どうしてそんなルチャブルオンバットの'お兄さん'になったのか、
それは一番信頼できるサトシの'お父さん'姿を見ていたからなのだと私は思います。
サトシがオンバットに優しく頼もしく接している姿を見て、
ルチャブルの心に「自分もサトシのように」という思いが生まれたのかもしれません。
ダイビングキャッチからまっすぐなところまで、サトシの様々な部分を継承した
ルチャブルの'お兄さん'っぷりにこれからも期待です!!