クノエジム戦! 美しきフェアリーの罠!! ～強者としてのサトシ～

XY Anipoke
5月28日に放送された回です。感想の遅れを早く取り戻さなくては。


クノエシティ入りして2日目。ついにサトシがクノエジム戦に挑みます。
フェアリータイプ対策をしているかどうかシトロンに聞かれたサトシは、
「もちろんしてないぜ！」というストレートな回答をしました。
いつも通りの強さ、それがどこまで通用するのか……。
そして5人で静かにジムに乗りこむシーンからのOPってやたらかっこいいですねw


ゲーム通りのふりそで4人がお出迎え。
キリカちゃんが審判。黒い振袖だからか似合っています。
クノエジムのバトルフィールドがお披露目。
外側に和風の橋とお堀……、さらにマーシュさんの登場シーンでは、
液晶画面をフルに活用した演出がなされていました。
さすがデザイナーのジムで……ものすごく美しいですね。
液晶画面でクノエシティ周辺の森を表現しているのがなんかすごい。


クノエジムのルールは2対2。6つ目のジムにして2対2ですか……。
前回、マーシュさんのポケモンが4匹出ていたので、4対4かと思っていました。

マーシュさんの1体目はニンフィア。八重歯がやっぱり可愛い！
そしてボールの投げ方的にマーシュさんは左利きかも？
サトシが右手を左側から振り出して繰り出した1体目はヒノヤコマ。
バトル開始！ヒノヤコマがはがねのつばさで先制するも、
ニンフィアのリボンに縛り付けられて大ピンチに。
それをニトロチャージでリボンに炎を伝わせてニンフィアにダメージを与え突破。
リボンを伝わってニンフィアに襲い掛かる炎の表現がちょっと怖い……。
ニンフィアのギガインパクトとヒノヤコマのはがねのつばさの真っ向の激闘、
それをヒノヤコマが制してサトシが1勝します。
ゲームでは♂だったマーシュさんのニンフィア。アニメではどちら……？
(プルミエさんのときみたくメロメロを使ってほしかった。)


マーシュさんの2体目はシュシュプ。投げモーションはニンフィアと同じでした。
シュシュプはトリックルームを発動します！！
ゲームの対戦ではよく見かけるトリックルームですが、
アニメではちょっと特殊すぎて描きにくい技だと思います。

イメージ 1

ちなみに、コウヘイのヨノワールが使ったトリックルームはこんな感じでした。
これと比べてシュシュプのトリックルームは、壁がタイル状になっています。

サトシは素早さが逆転するトリックルームにも臆せずニトロチャージを連発します。
トリックルームが発動した瞬間サトシは「これがトリックルームか……」と言った
ので、コウヘイ戦でのことを忘れちゃったのかな……と思ったら、トリックルームには時間切れがあることを知っていて、時間切れ後までヒノヤコマが耐え凌げると信じたサトシなりの戦い方、これはたぶん、サトシはあの時のことを忘れてなどおらず、
あの経験が生きているのだと思うのです。最初は忘れていた可能性が高いですが、
1回目のニトロチャージを使ったあたりで思い出したのだと思います。

見事時間切れまで耐え凌いだヒノヤコマ、
素早さが非常に高まった状態でのはがねのつばさがシュシュプに命中、
けれども倒しきれず、シュシュプのムーンフォースでヒノヤコマは戦闘不能。
シュシュプのムーンフォースのエフェクトではプルミエさんのニンフィアや
湿原のフラージェスみたいに月は入らないのですね。　


サトシが右手を右後ろから振り出して繰り出した2体目はルチャブル。
シュシュプは再びトリックルームを起動。圧倒的不利な状況の中、
サトシとルチャブルがマーシュさんとシュシュプの強さを共に強く感じます。
ポケモンの言葉は話せなくてもなんとなく通じ合っているサトシとルチャブル。
良い関係ですね。マーシュさんもそれに気付きます。

シュシュプのジャイロボールにしがみついて速さをシュシュプと同化させるなど、
意外性たっぷりの動きを見せた後、シザークロスをシュシュプごとトリックルームの壁に叩き付けてトリックルームを破壊しました。
変化技とはいえエスパータイプの技であるトリックルームを
シザークロスで破壊する、これもサトシにしか思いつかない、
真っ直ぐさから生まれる変化をかけた攻略法ですね。
アニポケでは、どくびしを炎で焼き尽くしたり(サトシVSシンジ)、
メロメロをインファイトで防いだり(アイリスVSケニヤン)と、
変化技を攻撃技のパワーで突破することはよくあることですよね。

あと、ルチャブルは今まで(ミアレジム戦でも)、
フライングプレス・かわらわり・とびひざげりしか使っていなかった気がします。
なので、シザークロスを使ったのはこれが初めてだったのでは？

とびひざげりが決まってシュシュプが戦闘不能。サトシの勝利です。
ルチャブルのテーマBGMがジム戦の決着のシーンになっていました。
つまりルチャブルにとっては今までで最高の見せ場でしたね。



ふりそでたちの驚きっぷりから見るに、最近はほとんど負けていなかったようである
マーシュさん、そのマーシュさんを破るほどの強さを見せた今回のサトシでした。
　
今回はショータくんというまだまだヒヨっ子トレーナーである存在が
すぐそばにいたからこそ、サトシはショータくんの
目標となれるような強者として描かれていた気がします。
さらにトリックルームのシーンとかで、実は今までの積み重ねがとても
生きているって感じがすごくしました。(私なりの見方をすると)
事前のフェアリータイプ対策は全くせずに、その場のひらめきで状況を突破する。
普段通りのサトシが普段通りでない状況に出くわしても、
普段通りかそれ以上の強さを発揮できる。それが強く感じられました。


このクノエジム戦は2対2のバトルでした。
ニンフィアはあっという間にやられてしまいましたが、
代わりにシュシュプのバトルがとても長く丁寧に描かれていましたよね。
……3対3だったミアレジム戦がよく1話に収まったな……と考えてしまいましたw
作画も良くて、とても熱い、とても良いジム戦回だったと思います。