ポケットモンスター サン&ムーン プラネタリウム

10月15日(日)、私は仲間たちと共に横浜市港南区にあるはまぎん こども宇宙科学館に行きました!

その目的は、そこのプラネタリウムで上映されている「ポケットモンスター サン&ムーン プラネタリウム」を見ることです。
現時点で関東地方でこのプラネタリウムを上映しているのはここだけのようですね。
 
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上映開始の3時間前ほどに入館して、まずはこの科学館を楽しむことにしました。
はまぎん こども宇宙科学館は「楽しく遊びながら宇宙や科学に親しめる参加体験型の科学館」です。
実は私は、この科学館に14年ほど前に来たことがありまして(当時小2。ファイアレッド・リーググリーンやポケモンコロシアムが発売された年)、「懐かしいな~」「自分が大きくなったのでなんだか狭く感じるな~」などと言いながら館内を楽しみましたね。実際、14年前と変わっていないところがほとんどだったので感動しました。
子どもたちに一番に人気のフロアである3階の宇宙トレーニングセンターで私は月面の重力を体験できる「月面ジャンプ」をやり、14年前はできなかったような大ジャンプをして、自分が大人になったと感じました。(笑)
大学生4人で科学館を存分に楽しむことができましたね。
 

さて、本題のポケモンプラネタリウムの話に入ります。
 

ネタバレだらけなのでここから下にスクロールする際はくれぐれもご注意を。
 
 
あらすじは琵琶湖マリオネットホテル デジタルスタードーム ほたるのサイトが最も詳しいらしいのでこちらを参考にしました。












プラネタリウムに入ると、そこにはアニポケ初代のBGM(キミにきめた!で用いられていたものかは私には判別できず)が流れていて、その中で上映開始を待っていました。

そしてスタート、最初は本編通りのOP「アローラ!!」から。バージョンは最新のものではなく、最初のバージョンですね。そしてスタッフクレジットはないが歌詞テロップはあるという、初回限定盤のDVDでも見られないレアなバージョンとなりました。そして最後の画面でプラネタリウムのロゴが入りましたね。

オープニングはプラネタリウムの中央に映画のように映し出されていて、そのサイズのまま行くのかと思いきや、プラネタリウムのオリジナルシーンはなんとプラネタリウムの全てに映し出されるという大迫力の映像で素晴らしかったですね。
小さいサイズになるのは、ロケット団の口上やスパーキングギガボルトなど、バンクになっているシーンだけでした。

最初は教室のシーン。アローラ地方で近々皆既日食が見られるため、その下調べをするマーマネトゲデマル。そこにサトシとロトムが興味を持ち、そのまま成り行きで2人で行くことになります。マーマネはゲームではホクラニ天文台にいるので、宇宙関連のこの話にはぴったりですね。
サトシとマーマネの2人行動で話が構成されているのは、第6話の「びりびりちくちくトゲデマル!」以来ですね。
 

ムサシ・コジロウ・ニャースロケット団も登場。日食のときに現れるらしいポケモンを求めて、日食を見に行くことにします。日食を安全に観測するために必須の日食グラスを我々に説明する役割をニャースが務めていましたが、ロケット団があらゆる店を回ってようやく買った日食グラスは、スカル団(たぶんタッパ・ジップ・ラップ)が露店で売っていたスカル団印のもの。品質が心配ですね。(笑)

サトシとマーマネは、ラプラスに乗って観測場所のエクリプス島へ。eclipsとは「日食」を意味する単語ですね。ストレートな島の名前がちょっとデコロラ諸島っぽいと思いました。
現地にたどり着いたところ、ヤングースの縄張りに入ってしまって襲われている男性を発見し、2人は彼を助けます。助けられた男性の名はフレッド天文学者であり日食ハンターでもある彼ははるばるホウエン地方からやってきたようです。もしかしたらトクサネ宇宙センターの関係者なのかも?と思いました。

そしてフレッドによってプラネタリウムの大画面を用いた日食のわかりやすい説明が行われました。案の定「地球」という単語は決して使わず、「この星」という言い方をしていましたね。水の都の護神の終盤でカスミ(カノンだったかも?)が「青い水の星……きれい」と言っていたのを思い出します。
会話中にはピカチュウトゲデマルがいつも通りじゃれ合っていて可愛かったですね。

さらにフレッドから、「太陽を喰らいし獣」ソルガレオと「月を誘いし獣」ルナアーラの話が出ました。この2つの表現はゲームサンムーン公式サイトでの表現ですね。
日食で「太陽を喰らう」という表現というと、韓国の民話である「火を盗む犬」を思い浮かべますね。(小学生の頃地元のプラネタリウムで知った話です。)暗黒国の王が火の塊でも咥えることができる猛犬・プルケに命じて太陽を盗み出させようとしたものの太陽のあまりの熱さに口を離してしまい失敗、その後月を盗みに行かせたものの今度は月のあまりの冷たさに失敗した。その瞬間に日食や月食が起こるという民話です。日食や月食が獣や化け物によって太陽や月が食べられた、噛みつかれたから起こるという民話は世界の各地にあるようですね。
そういえば、先日放送された「サトシとほしぐも!不思議な出会い!!」で、今まで名前すら出ていなかったソルガレオルナアーラについて、本を良く読んで勉強しているリーリエならまだしもサトシが知っていたということはとても不思議だったのですが、まさかサトシはここでフレッドから聞いた話によってソルガレオルナアーラを知ったという扱いになっているのですか……?

ちなみにロケット団は、このあたりの会話を草陰から盗み聞きしていました。

翌日に備えて就寝。テントで寝るシーンでは、暗いところを怖がるマーマネのためにトゲデマルが明るく光ってくれるシーンがあって非常に可愛らしく、本編の設定通りで嬉しかったです。

翌日、曇っていたために雲の上の山頂を目指すことに。
しかし日食グラスを基地に忘れてきたロケット団の襲撃に遭います。ロケット団の捕獲ネットがプラネタリウムの一面に現れ、まるで私たちが捕獲されたかのような演出は非常に迫力がありましたね。(ちょっとウルトラボールを感じました)
サン&ムーンでは珍しいロケット団ニャース気球が登場しました。本編での登場は「アシマリ、がんバルーン!」の1回限りらしいです。
サトシはモクローを繰り出して交戦しますが返り討ちに合ってしまいます。
ロケット団は捕らえたピカチュウと日食グラスと交換してくれと要求をしてきます。そこでサトシは、日食グラスをリュックに入れて渡すふりをして、リュックの中に入れていたトゲデマルロケット団のところに送るという作戦に出ます。これが大成功。さらにピカチュウ10まんボルトトゲデマルひらいしんで吸い、パワーアップしたびりびりちくちくでロケット団にとどめをさしました。しかしあがくロケット団、お互いに日食を見られない「道連れ」状態にするためにミミッキュを暴れさせますが、それに対して激怒したサトシとピカチュウZワザスパーキングギガボルトを使います。ロケット団は大ダメージ……かと思いきや、キテルグマに回収されて「何このカンジ~」と去っていきました。
このあたりでのフレッドさんのロケット団に対する「やめるんだ君たち。こんなことしてたらお互いに日食が見られなくなるぞ」という大人な台詞が好きです。

その後サトシたちは山を登り、なんとか皆既日食の開始ギリギリに山頂に辿り着きました。部分日食の開始から皆既日食の開始までおそらく1時間20分ほどなので、そのくらいの時間をかけて山を登ったということなのでしょう。
昼なのに暗くなるその神秘的かつ奇跡的な光景を目の当たりにした一行は感動します。ここにサン&ムーンのBGMが良く合いますね。私も2012年5月21日に見た金環日食を思い出しながら感動していました。(当時の私の記事 が発見されました)

キテルグマに回収されたロケット団も、雲の切れ間から日食を目撃しました。このとき、ムサシの「ストップ」という声でちゃんと止まってあげるキテルグマが優しいですね。日食を見ることができたロケット団は素直に感動し、「いいカンジ」と叫びました。
薄い雲がかかっていれば日食グラスがなくても日食は見られるのですよね。(それでもなるべくチラ見にしましょう) 2009年の7月22日の部分日食を、部活の練習試合中にそのようにして見た中2の夏休みを思い出します。(私の中学のサッカー部の顧問も対戦相手の顧問兼審判も理科の先生だったので、練習試合を一時中断させて生徒に日食を見させてくれました。)

山を下りたサトシたち。サトシは自分が感じるアローラの良さを改めてフレッドさんに伝えます。サトシがアローラを人に勧めるほど気に入っていることが伝わってきて素晴らしいですね。フレッドさんとまたアローラで会う約束をして。

 

その後は通常のプラネタリウムとして、その日21時の星空解説に入りました。ここで「この少年」などたくさんの初代BGMが使われていて嬉しかったですね。終盤では一部AGのBGMも使われていました。

天文現象の素晴らしさにアニポケサン&ムーンならでは良さが合わさり、アローラと日食と星空を満喫できる、非常に素晴らしいプラネタリウムでした!!


 
以上です。はまぎんこども宇宙科学館で最高に楽しい1日を過ごしました!
ここではポケモンプラネタリウムを3月16日まで上映しているので、機会があれば是非とも見てみてください!



おまけ
そういえばアルセウス超克の時空へでも皆既日食が出ていたようですね。蒼海の王子マナフィでは皆既月食が登場。ちなみにアルセウス映画の2009年の同じ時期に上映された「劇場版NARUTO疾風伝 火の意志を継ぐ者」には金環日食が登場しています。