超級戦略思考 ポケモン・フィギュア・ゲーム 第1話

第1話


ここはアローラ地方のメレメレ島にあるポケモンスクール。生徒たちは今日も元気にこの日の授業を全て受け終えた。

サトシ「みんな!また明日!……さぁてピカチュウ。」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ「今日はこの後どうする?あっ、Zワザの特訓はどうだ?リーリエのママを助けに行ったときに出した“1000まんボルト”をもう1回できるかもしれないし。」
ロトム1000まんボルト、記録したかったロト~。是非とももう1度使ってほしいロト!」
サトシとピカチュウロトムは、放課後に何をするか話し合っているようだ。ここでサトシは、教室の後方にマーマネトゲデマルがまだ残っていることに気が付いた。
サトシ「おーマーマネ!この後暇?暇だったらオレとピカチュウZワザの特訓に付き合ってくれないか?」
しかしマーマネの返事は無い。マーマネ自らが発明した映写機の映し出す映像にどうやら夢中になっているようだ。
サトシ「おいマーマネ?」
マーマネ「……あっ、サトシ?ごめんごめん。ちょっとPFGの映像に夢中になってて……。」
サトシ「ぴー……えふじー……?」
マーマネ「ああ、PFGってのは、Pokemon Figure Gameのことで、ポケモンのフィギュアを戦わせるボードゲームのことだよ。この映像を見てごらん?」
サトシはマーマネにPFGの映像を見せてもらった。フィギュア同士がバトルをし、相手ゴールを目指して盤面を動いていく様子が映し出されている。
サトシ「おお……おおおお!!かっこいい!!」
ロトム「PFG……データ検索中、データ検索中。なるほロ。10年ちょっと前にイッシュ地方カロス地方、オーレ地方などで遊ばれていたものが今リニューアルして遊ばれているみたいロトね。その肩書きは“超級戦略思考ゲーム”!ボクが好きそうなゲームロト!!」
マーマネ「そうなんだよ!そして今はカプ・コケコとかのアローラ地方の守り神たちもフィギュアになってて大活躍させられるんだ!」
サトシ「PFGかぁ……オレもやってみたい!」
マーマネ「うーーーん、じゃあサトシ、この後うちに来る?ぼくはフィギュアを結構持ってるからサトシにも少し貸してあげるよ!」
サトシ「良いの!?行く行く!マーマネありがとう!!」
ロトム「……サトシに頭を使うゲームができるロトか?」
サトシ「大丈夫だってロトム、気合でなんとかなるさ。」
ロトム「心配ロト……。」
マーマネ「確かにそれは不安だけどね……。それはともかく、ぼくんちへ向かおう!」

 

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