【謎解きポケモンクイズ】ポケラバ 第5回ポケモン センター試験・おまけ謎解き・解答編
2019年4月16日に開催された「第5回ポケモン センター試験」で行ったおまけ謎解きの解答・解説、そして結果をこの記事に掲載します。
この記事にも問題を掲載していますが解答と併記されているため、是非とも以下の記事で先に解いてからこの記事を読んでくださると嬉しいです。
問題・解答・解説
以下に、問題・解答・解説を掲載します。
解説にはときどき、問題を作った時に考えたことも書いています。
問1~問6の解答は全て「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」に登場する技の名前です。
問題1
問題
???→から〇〇〇〇〇→オー〇〇〇〇〇→ハイ〇〇〇〇〇!
にら〇〇〇〇→ゆび〇〇〇→はっ〇〇〇〇〇→でん〇〇〇〇〇!
解答
すてみタックル
解説
アニメ「ポケットモンスター」の2つ目のオープニングテーマとなった「ライバル!」の2番の歌詞ですね。
すぐに解けそうな問題として作った通り、この問題は開始5分程度で全4チームが解答できましたね。
問題2
問題
2→ⓐⓑⓒⓓⓔ
A ⓐ〇〇〇〇ⓑ〇ⓔ
B ⓒ〇ⓔ〇ⓑ〇〇〇〇〇ⓓⓔ〇〇〇〇〇
解答
だくりゅう
解説
A だいにしょくどう
B りこうがくけいけんきゅうとしょかん
新歓クイズらしく、横浜国立大学のキャンパスマップから出題してみました。第2食堂も理工学系研究図書館も文系の学生には馴染みのないエリアですが、存在は知っておいてほしいという意味も込めました。(ちなみに、チームは新入生と上級生が混合です)
キャンパスマップを持参して行動していた新入生が解いていた様子が印象的でしたね。
問題3
問題
解答
どくびし
解説
見たまんまの暗号問題を1つ出題したかったので、こうなりました。ドとシの間に首があるだけですね。
問題4
問題
4→ⓐⓑⓒⓓⓔⓕ
〇ⓕⓒⓓ〇 ⓔ〇〇〇〇
ヴィッセル神戸に所属するサッカー選手。スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ州出身で、ポジションはミッドフィールダーである。2010FIFAワールドカップの決勝戦において決勝ゴールを挙げた。
〇〇〇〇 〇ⓐ〇〇
2018年平昌五輪フィギュアスケート女子シングルにおいて金メダルを獲得したフィギュアスケート選手。出身地はロシアのイジェフスク。
ⓔ〇ⓑ〇 〇ⓔ〇
新潟県出身でパナソニックワイルドナイツとサンウルブズに所属するラグビー選手。ポジションはプロップで、日本代表キャップ数は25。現在実施中の日本代表候補合宿のメンバーにも選ばれている。
解答
ギガドレイン
解説
説明文の答えは上から、アンドレス・イニエスタ、アリーナ・ザギトワ、稲垣啓太です。
私の謎解きによくある、「ひらめきではなく知識と検索力を問う問題」ですね。
ちなみにこの問題は製作段階では、このような内容でした。
以下の3人は全て同じクラブチームに所属するプロサッカー選手である。
8、〇ⓕⓒⓓ〇 ⓔ〇〇〇〇
スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ州出身で、ポジションはミッドフィールダーである。2010FIFAワールドカップの決勝戦において決勝ゴールを挙げた。
13、〇ⓑ〇 〇ⓔ〇〇〇
大阪府出身のフォワードもしくはミッドフィールダー。2010年に17歳5か月13日という若さでJリーグデビューし、クラブ最年少出場記録となった。
18、〇〇 〇ⓕⓐ〇
韓国の蔚山出身のゴールキーパー。AFCアジアカップ2019では韓国代表の正ゴールキーパーとして活躍した。
ヴィッセル神戸から出題したこの問題は結構気に入っていたのですが、ポケラバにはJリーグに詳しいメンバーが私の他にも複数存在し、その人がいるチームがかなり有利になってしまうことを懸念したため、イニエスタ以外を差し替えることになりました。*1
イニエスタを残してあとの2人は他のスポーツの選手にすることにし、「ギ」「ガ」の入る選手を探しました。
そこですぐに見つかったのはフィギュアスケートのザギトワ選手でした。知名度もかなり高いので即決採用でした。
イニエスタ、ザギトワと来たので本当は「日本で最近話題になった外国人スポーツ選手」で揃えたかったのですが(するとカタカナで統一されるのも良い)、「ガ」の入る選手が思いつかなかったので、諦めて日本人スポーツ選手から探すことにしました。そこで今年はラグビーワールドカップ2019が日本で開催*2されるということで、ラグビー日本代表から探してみたところ、ちょうど代表合宿メンバーが発表されたばかりであったため、そこから「が」の入る選手を探したのでした。そこには代表キャップ数が多く、ラグビーワールドカップ2015で日本代表が南アフリカ代表に勝利して話題になった試合にも出場している稲垣啓太選手がいたので、問題に入れる事にしました。
また、偶然にもこの稲垣啓太選手が、出題から6日後の4月22日に放送されたしゃべくり007に出演し、笑わないキャラと言われながら堀内健さんのギャグに笑いそうになったり、1対7の綱引きを挑んで敗れたりと、お茶目で面白い姿をたくさん見せたことで話題になりました。(私も偶然見ていました)
問題5
問題
くにしいすに→ひでり
のとき
ちすちすい→???
解答
あられ
解説
ひでりは特性なのにあられは技、このアンバランスはただの作成ミスです。
それはともかく、これは明日宮頻出問題で、QWERTYキーボードのに書いてあるひらがなを見て、ローマ字入力モードで暗号の通りに入力するとあられと出てきます。
偶然なのか狙ってなのか、出題の数週間後に、この逆パターン(アルファベットで示してかな入力)を用いた暗号ががポケラバメーリス*3に仕込まれました。
問題6
問題
DMDBDVD→IRIGIAI→IAIGIRI→いあいぎり
のとき
DCXIVKDMVIDHVF→ → →???
解答
かみなりパンチ
解説
1つ目の矢印:アルファベットを5文字ずらす(シーザー暗号)
2つ目の矢印:文字列を前後逆にする
3つ目の矢印:ローマ字から変換
という流れです。この問題は「解くのは面倒だけど時間をかければ必ず解ける」という方向性で作られた問題でした。シーザー暗号は面倒ですが(実はWEB上のツールを使うと簡単)、頑張ればひらめきをほとんど必要とせず解けそうということですね。
最終問題
問題
パスワード1、2、3、4、5、6のポケモンを繰り出して、ポケモンリーグでサトシと戦ったことのあるトレーナーの名前を答えよ。
パスワード1→ボスゴドラ
パスワード2→トリトドン
パスワード3→ドラピオン
パスワード4→テッカニン
パスワード5→ユキメノコ
パスワード6→エレキブル
解答
シンジ
解説
これ自体はただの知識(検索)問題ですね。
しかし、全てのパスワードを得ずとも、ポケモンの並びで他のパスワードの想像がついた人は複数いました。中には、「3番目のドラピオン」という存在で、開始3分でわかってしまった人もいました。(全ての問題を解いてから最終問題に進むというルールにしておいてよかったです)
結果
結果は以下のツイートの画像にある通りです。
(いっすいの作ったペーパーテストは私が優勝しました✨)
第5回ポケモン センター試験、ご参加ありがとうございました!!
— 横浜国立大学ポケモンサークル (@YNU_pokelovers) April 16, 2019
個人部門の順位は、
1位 明日宮黎亜
2位 RICK
3位 Takuto
でした。
チーム部門は、
知識編 キラフレンド
謎解き編 わかめごはん
がそれぞれ優勝しました!
ポケモンの楽しみ方を広げる良い機会になれば幸いです!! pic.twitter.com/fQLKuwV4qd
※4人で1チーム
総評
結果の感想
比較的簡単めに作ったつもりではありましたが、どのチームも思ったよりも早く解き終わって素晴らしいと思いました。解答を分担して行い、しっかりと新入生も活躍していましたね。
また、最終問題の項でも触れましたが、「全ての問題を解いてから最終問題に進む」というルールがなければ8分で解答終了できたであろうチームも存在しました。やっぱり気付くチームは気付きますね。
問題制作について
制作の流れ
この謎解きはまず、最終問題の解答をシンジにしようというところから作り始めました。その理由としては、今年度の新入生は2000年度生まれが主であり、ポケモンというコンテンツに最も触れることが多くなるであろう時期がダイヤモンド・パールの世代となっていて、そこで10歳となる2010年に放送されたサトシとシンジによるポケモンリーグでのフルバトルは記憶に残っている可能性が高いと考えたからでした。
次に、1~6の問題の答えをシンジのポケモンの使った技の名前にすることを決めました。ポケモンの名前を答えにした方が簡単だったのですが、答えを入力したらパスワードが出るというワンクッションを挟むシステムにしないと、わかる人は全てを解かずとも最終問題にたどり着けてしまうという可能性があったためです。
その後、解答にする技の名前を決めてから、問題を作成しました。イニエスタの問題で結構触れていると思いますが、解答にする技の名前を表せるような謎解きを後から考えました。本当は謎解きから得られる文字と技名のひらがなカタカナは揃えたかったのですが、それは難しかったため「解答は全てカタカナで入力すること」というシステムにしてお茶を濁しました。
問題の内容については、
1、ポケモンの知識を問う問題
2、身の回りの知識を検索する問題
3、ひらめき・発想を問うイラスト問題
4、時事的な知識を検索する問題
5、ひらめき・発想を問う暗号問題
6、時間をかければ解ける入り組んだ暗号問題
というバランスになりました。ひらめきが得意な人もそうでない人も貢献できるように複数の方向性の問題を入れました、
また、難易度については、ポケラバ春合宿2019 #ハピ那須道場 で出題した謎解きの難易度と所要時間を踏まえて、かなり簡単めに作りました。また、その時に出した問題と類似の問題もいくつか出したため、上級生ならとっかかり易い問題も多かったと思います。
ちなみに、問題の全体の構想と謎解きの案は講義中に考えていたので、あまり深くは考えていません。(確認とフォーム作成の方が時間がかかってます。)色々と忙しい中で突発的に作ったので突発クオリティなのでした。
反省点
肝心の「全ての問題を解いてから最終問題に進む」というルールは口頭で伝えただけでしたので、システム上は全てを解かずとも最終問題に進むことができてしまうため、パスワードを「ポケモン名+適当な言葉」のような形にして容易に推測できないようにするべきだったと思いました。
ちなみに私が謎解きクイズを作る際には、「最終問題を予測することで手前の問題の答えを逆算する」という裏ルート的な解き方も解法の1つとして敢えて入れておきたいと考えているので、他の答えがまったくもって推測できないような風にはしたくないのですよね。(でも今回はあまりにも推測が容易だったので良くなかったかもしれません。)
ポケモン センター試験について
ポケモン センター試験は2015年に私が立ち上げた新歓企画で、今年で5回目となりました。
ポケモンセンター試験、優勝はDチーム(くるまゆ修士、せつな、智故、ホヒ(ヒモ)、らいと、エビフリャー(一年))でした!おめでとうございます! pic.twitter.com/2XStbCLk5l
— 横浜国立大学ポケモンサークル (@YNU_pokelovers) April 14, 2015
私は毎年、この企画を新入生に告知する際には
「ポケモン知識に自信が無くて全然解けなくてもOKです。ポケモンに関する様々な楽しみ方が知れるのでとても楽しいですよ。」
と言っています。
この新歓企画の趣旨としては「知識を競い合うこと」よりも「自分のポケモン世界を広げること」が重要です。今まで対戦しかやっていなかった人、カードしかやっていなかった人、アニメしか見ていなかった人etcが、ペーパークイズという筆記用具だけで参加できるこの企画を通して、周りの人と「こんなのあったなぁ」などと話しながら、自分がやっていなかった「ポケモン」の楽しみ方を知り、そのことが新たなポケモンの楽しみ方に触れてみるきっかけになれば、我々上級生としては嬉しい限りです。
私は今年限りでポケラバを去りますが、来年度以降もこのような「ポケモン世界を広げる」企画を続けていってくれれば嬉しいなぁ、と思います。