劇場版ポケットモンスター キミにきめた! ※ネタバレ注意

2017年7月15日公開の「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」の内容について書きます。当然、ネタバレをたくさん含みますので、映画をまだ見ていないという方はご注意ください。(是非とも見に行ってください)

舞台挨拶の様子はこちらに書きました。




では、これ以降に映画の感想を箇条書きのような形で書き連ねていきたいと思います。



・出だしはポケモンリーグの中継をサトシが見るシーンからスタート。ここで戦っている2人のトレーナーは確か、無印でどこかに出ていたのでしたっけ?

・寝坊したサトシがポケモンを選んだ順番は、ゼニガメフシギダネヒトカゲ。(確か無印でもそうだったはず) それぞれのポケモンを選んだトレーナーの後ろ姿が出ていて、ゼニガメはシゲルでしたね。フシギダネのトレーナーは女の子でしたか。

オニスズメから逃げるシーン、映画らしくCGが使われていてものすごい迫力でした。

・「お前ら、オレを誰だと思っている。オレはマサラタウンのサトシ。世界一のポケモンマスターになる」って台詞、ものすごく好きです。

サトシとピカチュウが仲良くなってようやくオープニングへ、オープニング前にもう泣かせてくる映画なんてなかなかありませんよね。素晴らしいです

・オープニングでは、サトシとピカチュウキャタピーをゲットするシーンがありました。ここで喜ぶサトシとピカチュウがとっても可愛らしくて。そしてその後のシーンで、トランセルに進化したときの喜びも純粋な少年らしくて最高でした。もちろん、その後のピンクのバタフリー♀との出会いからのバイバイバタフリーも、非常に涙を誘いましたね。

・オープニング直後でサトシとエリカのタマムシジム戦が描かれていました。バトルを経てサトシは3個目のジムバッジを手に入れたようで、それまで勝った2つのジムはどことどこだったのかを考えるのも楽しいですね。


エンテイが出現したというシーンで、マコトとソウジが登場します。

ポッチャマを連れたマコトは、フタバタウン出身のトレーナー。しなやかに動く活発な女の子ですね。ポケモンバトルも結構好きなようです。バトルシーンでは、DPでの戦闘BGMが使われていましたかね。ポッチャマだけではなく、ラプラスも連れていました。
マコトはどうやら過干渉気味の母親から逃げ出すように旅を始めたようです。その母のシルエットが一瞬写りましたが、その髪型がシロナさんに似ていたのが気になりました。(関係はないと思うのですが……。)


・そして毎年映画オリジナルキャラクターに惚れている私が、今年のNo1押しキャラとして惚れこんだのがソウジです。トバリシティ出身で、ポケモン博士を目指しているようです。博士を目指しているからなのか、白衣風の丈の長い上着を着ているのがとっても可愛らしくて大好きですね。
この映画での私独自のイチオシシーンは、ソウジの幼少期の回想シーンです。当時ずっと一緒にいたレントラー、しかしあるとき、ソウジが雪の中で遭難しかけたのをレントラーは助け、ソウジを寒さからかばってあげたレントラーは命を落としてしまいます。ポケモン世界での「死」は、今まで映画などの重要な局面では何度か描かれていましたが、日々の日常の中で突然訪れる死というリアルな描写は少なかったかと思います。つい最近、ニャビームーランドの話でそれがあって驚いたのも含めて、非常に印象的だと感じました。(冷たい環境の中で事故的に訪れた死ということには、ポケスペのヤナギさんのラプラスを思い出させます)また、それ以降ソウジはポケモンに触れるのが怖かった時期もあったようですが、ルカリオと出会ったことでまたポケモンと触れ合えるようになったようですね。

・ホウオウにまつわる3匹の伝説のポケモンエンテイスイクンライコウがこの映画に登場しました。そういえばここ1ヶ月半のポケモンコマスターでは、スイクン登場、ライコウ強化、エンテイ登場が立て続けにあって、ポケモンコマスター運営は「この3匹をピックアップするように」と上から言われていたのでしょうね。(それぞれのタイミングで、トレボ更新の告知画像がその3匹となっていましたし。)

・サトシの最大のライバルとなった存在が、強さを第一とするトレーナー、クロスでした。前髪がX(クロス)になってるのがなんだか可愛いですw 
一番のパートナーがルガルガンで、ガオガエンも連れているので、アローラ地方出身なのかもしれません。かつてホウオウに会ったことがあるけれどもにじいろのはねが降ってこなった、つまり選ばれなかった存在であるようですね。選ばれなかったとはいえ自らが追い求めた強さにはホウオウと対峙する資格があると考え、テンセイ山のある地方にやってきたのかもしれません。
エンディングではクロスとルガルガンガオガエンが仲良さそうにしているシーンがあり、そこでマトマのみ(もしかしたらノワキのみかも?)を大量に食べていたガオガエンが可愛かったですね。

・サトシがクロスに負け、リザードピカチュウとも向き合おうともせず、トレーナーとしての、虹の勇者としての道を踏み外していきそうになったシーン、ここで影のマーシャドーの力で(?)サトシはとある夢を見ます。
その夢は、サトシたちが私たちが暮らしているような現実世界の学校に通っているという夢、つまり「ポケモンがいない世界」の夢でした。(オーキド博士が先生で、さらに授業をキクコらしき人がやってましたね) この夢を経てサトシは、いつもそこにいた存在、ピカチュウの尊さを再確認するのでした。
映画前のインタビューなどでしょこたんや湯山監督が使っていた「一線を超えた」という言葉、私はそれはこのシーンを指していると思っています。その言葉の意味としては、今までにはなかった表現だという意味はもちろんですが、何より私たちの世界とポケモンのいる世界をつなげたという意味も込められていると思っています。その夢のシーンにはまだ見ぬ街の向こうに自ら足を運びこの目で確かめたいというサトシの台詞もあって、大人になった私たちがかつて持っていた少年少女の心を甦らせてくるようなものすごい描写でした

・学校のシーンと並んで衝撃的だったシーンが、ピカチュウが今もモンスターボールに入らない理由を「いつも一緒にいたいから」と答えたシーンですね。これも学校のシーンと同じような感じで、夢見状態(死に際)にサトシが聞こえた気がする台詞であって、実際にピカチュウが喋ったわけではないのでしょうが、それでも驚きましたね。アニメ本編ではめったにない、夢の中でポケモンが人の言葉を話すということは、2年前のXY&Zの「ピカチュウ、プニちゃんの夢を見る!」でもありましたが、ピカチュウが喋ったというのは今までずっと、いつかありそうでなかったシーンでしたよね。当初は喋る予定だったけど大谷育江さんの演技力がすごくて「ピカ」だけで感情が伝わってくるため喋らないことにしたという有名な話があったのも含めて。よくGOサインを出したなぁと思います。素晴らしかったです。でも1つ気になっているのは、サトシのピカチュウの声って確か全世界大谷育江さんで共通ですよね?すると海外の吹き替え版ってどうなってるのでしょう……?

・集中攻撃を食らうシーンで、ピカチュウはボールに戻り、また出てきた所で、サトシが消えていったという非常に悲しいシーン、ここでピカチュウがサトシのキャップを被った形になるのですが……、まさかサトシの帽子を被ったピカチュウがこんな悲しく深い形で映画内で登場するとは、涙を誘います。より一層、前売り券や入場特典でもらえるサトシのピカチュウへの愛着が深まりました。
この後のサトシが復活するシーンでも、サトシの世界とピカチュウのいる世界が繋がるという描写があり、学校のシーンと繋がったところがありましたよね。

・エンディング直前に、いつもは冒頭でやっているポケモン世界紹介のナレーションが行われ、映画のタイトルテーマが流れました。
また、ここでアーシア島やアラモスタウン、アイントオークが登場するというまさかのサプライズが!!!!!アルベルト伯爵やカリータあたりも出てましたかね?非常に嬉しかったです。映画公開直前の特番で、ルギア爆誕ディアルガVSパルキアVSダークライ、白黒英雄が少しピックアップされていたのはこのためだったのですかね。

・直前のサプライズへの感動で舞い上がっていたところでエンディングへ、そこで画面の左端に現れたのはなんと……タケシ!!!!!その後もカスミ、ケンジと続き、まさかのサプライズに私は涙を流しました。ハルカ&マサト、ヒカリを経て、出てきたその木にぶら下がった姿はそう、アイリスちゃん!!!そしてその次の指はデント!!!デントとアイリスをまさかここでまた見られるとは思ってもいなかったので、このときの私の心は大変なことになっていました。そしてシトロン&ユリーカ、セレナはロングヘアの方でしたね。アニメ本編でのサトシの歴代仲間たちを描くというこのサプライズ……すごすごました。やられました。
その後の各種モンスターボールが出てきたシーンでは、最後にビリリダマが出てきた面白かったですねw

・そして来年夏もポケモン映画公開決定!今年で一括りにしちゃうのではないかとずっと心配していたので、ひとまず安心しました。


以上、とりあえずこんな感じですが、また思い出したら追記します。

映画が終わった瞬間、終盤の感動に加えて、エンディングのものすごいサプライズに私は完全にもう固まってしまいました。もう、最高以外のことが言えなくなっていましたね。
そしてまた、すぐに2回目に行きたくなる最高の作品でした。今年は2回目どころか3回目4回目も行けたら行きたいですね。(試験や院試が……)