「かつて"フィギュアコレクター"である僕と同じ"コレクター"を名乗るジラルダンという
男がいた。彼は伝説の鳥ポケモンたちをコレクションに加えようとしていて、ファイヤーとサンダーを捕らえることはできたが、もう1匹を捕らえることができなかった。それこそ、このフライングジムカップで最強のフリーザーだ。僕はそのフリーザーも使いこなし、本当の"コレクター"としてこの大会で名を残す。そして……シャロンたんに振り向いてもらう!!」
はい。そんな私の妄想は置いておいて、2月9日から2月16日の期間、ウォータージムカップに続く対人型イベント「フライングジムカップ」が開催されました。このイベントでは、
という特殊環境でコマスターを楽しむことができました。
2大会連続のゴールドトロフィーを目指して120位以内を目指していた私ですが、今回は最高レート2588の146位に終わりました。
今回は時間帯に制限がなかったので、国内の強者たちが頻繁にプレイできていたのでしょうね。
ちなみに勝数は153勝で、無事にキューブEXを手に入れることができました。
コマスターは1月25日に英語対応して世界64か国で配信が開始されました。その直後の大会ということもあり、参加者は非常に多かったですね。その分連勝数も稼ぎやすく、ノーコンテニュー11連勝は5回達成しました。
今大会で最終的に使っていたデッキは
フリーザー・ファイヤー・ファイヤー・
フリーザー・ルギア・ホウオウ
スワップスポット・ダブルチャンス×2
ポケモン入れ替え・ハードルジャンプ
以下に個別のメモを残しておきます。
フリーザー MP2→3
伝説の鳥ポケモンたち(以下「三鳥」または「飛翔持ち」)の中で唯一100打点が出せないため、リーグマッチの環境には入りにくいフリーザーですが、この大会ではMP+1とダメージ+20の両方のジム効果の恩恵を受けた最強のポケモンとなっていました。110ダメージのコールドクラッシュはもちろん、はずれワザのはがねのつばさも90ダメージが出せ、プラスパワーを使えば殴り負けることはありません。(私はプラスパワーをデッキに入れていなかったのですが)相手と隣接ポケモンを凍らせることができるチャージマーカーを得るアイスチャージも強力ですね。
この大会を象徴していたのが、三鳥が持つ特性ひしょうで、ひしょう(以下「飛翔」)を持たないポケモンの上を問答無用で飛び越えられる非常に強力な特性でした。通常のリーグマッチでも、三鳥以外に対して常にハードルジャンプが使える状態になるので(ギラティナ涙目)非常に強力でしたが、それがMP3でカゲボウズのように飛び越えてくるため、非常に恐ろしいことになっていました。相手の飛翔持ちを止めるためには飛翔持ちで合わせなくてはならないため、最初にお互いの飛翔持ちの数を見て、序盤の動きを決めるというのが大切になっていました。私は運良く、大会開始時には既にファイヤー2体にフリーザー1体と、飛翔持ちを3体持っていたため、序盤はとても楽に勝数を重ねることができましたね。
ファイヤー MP2→3
リーグマッチでも強力なファイヤーがMP3となってフライングジムカップで暴れまわっていました。
はがねのつばさのダメージが少ない以外にフリーザーと異なっている点は紫ワザのフレイムチャージで、こちらは直線上のポケモン全てをやけど状態にすることができるチャージマーカーを得ることができます。特に同じ110打点で争うファイヤーやフリーザーをやけど状態にすると、その後の展開を優位に進めることができますね。相手のエントリーポイントを塞ぎながら、おしくらまんじゅう状態でゴールを守っている相手ポケモンをまとめてやけど状態にするのは面白いですね。(反対側のエントリーポイントを塞いでいる自分のポケモンもやけど状態になってしまいますが)
三鳥全員が有しているはねやすめはウェイト3になってしまうため一見はずれワザのようにも見えますが、相手に状態異常にされたときに回復できるので一概にはずれワザとは言えないでしょう。ちなみにはがねのつばさもはねやすめもピース幅が同じ16のため、拡張していないとマヒややけどでどちらがミスになるかはランダムになるのですが、正直クラッシュを最優先で拡張したいので、はねやすめの拡張はレベル5にした時に一考してみる程度でしょうね。(はねやすめしても飛翔は消えませんので相手の飛翔を止められます。一応。)
ルギア MP2→3
かつてデュエル数ナンバーワンだった相棒・ルギアが私のデッキに帰ってきました。
ルギアの強いところはなんといっても「ツイスター★★★」で、それを出すことができれば必ずファイヤーとフリーザーを止めることができます。(チャージ系は★★ですし、はねやすめを出されたとしても相手はウェイトするので) また、この大会のジムトレボ限定で手に入り、気絶させると進化してしまうコイキングをベンチに追い返すことができるというのも強いです。仮にギャラドスへの進化を許してしまっても、ストームは★★のため、ツイスターで飛ばすことができます。
エアロブラストは両方とも71にすることができた(つまり5体目のルギアを当てた)ので、相手にときどきいるルギアやボーマンダに競り勝つことが何度かできましたね。
ちなみにルギアは2体目のフリーザーを手に入れた後に最後の1ピースとして入れました。信頼のおける相棒です。
ホウオウ MP2→MP3
特性強い・白ワザ強い・紫ワザ強い、と三拍子そろった最強の汎用ポケモンが、MP3になって暴れまわりました。当然今の私のデュエル数ナンバーワンです。
だいもんじが強いとはいえ100ダメージは110ダメージに勝てないので割とやられやすくなりましたが、ホウオウがやられるとそれはもちろん特性てんのひかりが発動して数的優位に持ち込めるので問題ありません。とぶよりも自由の利くレインボーウィングで、三鳥のいない側から突破をしかけるのも何度もやりましたね。
以下はプレートです。
スワップスポット コスト1
このデッキの切り札ともいえるプレートです。
飛翔持ちの後ろにルギアやホウオウを隣接させ、次のターンでスワップスポットを使って相手を包囲しにいくという動きは何度もやりました。
かつてリーグマッチで私は何度も、スワップスポットカゲボウズを忘却して負け、というのをやらかしていて、それをついに自分のデッキに取り入れた感じです。ゴールを狙いに行くときはともかく、包囲のチャンスはかなり相手が見落としてくれるorケアしきれない状況が多いので、数的優位の状況を作りやすいです。
ダブルチャンス コスト1 ×2
説明不要の汎用プレートです。確実にクラッシュを出したい時が多いので2枚入れました。ルギアでツイスターを出しに行くときも重宝します。
ポケモン入れ替え コスト1
主に相手のアイスチャージによってこおり状態にさせられたときのために緊急用として入れていたプレートです。正直、使った回数はものすごく少なかったです。ここの枠をプラスパワーにしていたら、三鳥同士の対面で突破しやすかったのかなぁ、と、この大会一番の反省点です。結局最後まで変えずにやってしまいましたが。
ハードルジャンプ コスト2
これまた説明不要の汎用プレートですが、この大会では主に飛翔持ちで飛翔持ちを飛び越えるために重宝しました。先行3ターン目でハードルジャンプを使って右側のエントリーを取りに行く動きはもう何度も何度もしましたしされましたね。
以上が最終的に使っていたデッキでした。
イベルタル MP2→3
広い範囲の紫ワザと高火力の白ワザで、圧倒的な守備力と攻撃力を誇るポケモンが、これまたMP3で暴れまわりました。ダークミストを1度発動すれば110ダメージが出せるので三鳥にも対抗できます。ドレインウィンドで相手の飛翔持ちをずらしてこちらの飛翔持ちで飛び越えていくという使い方ができたりしたこともありました。
当初はイベルタルを2体入れていたのですが、この環境でのイベルタルはダークミストがあってこその打点なので、2体目のフリーザーを当てたときに1体にするのはどうかと思ってイベルタルを2体とも外してしまいました。
レックウザ MP1→2
2つ抜いたイベルタルの替わりに、フリーザーと同時に入れたのがこのレックウザでした。驚異の120ダメージの金ワザであるしんそくと、大抵ケアしきれていない2つ先へ飛べるそらをとぶを持った強力なポケモンで、三鳥の数で勝っている相手にもひっくり返されるような、相手に使われるとかなり厄介でしたので、自分も使ってみました。
しかし自分で使うとたつまきしか出さなかったので、信頼できる(というかエアロブラストを出しても許せる)ルギアに入れ替えてしまったのでした。何より、MP3主体のデッキで1匹MP2がいると、4対4の状況でP.C.から回ってくると対応力に欠けることが性分に合わなかったことが大きな理由ですね。
レックウザの他にも相手に使われると厄介だったのは、火力無限大のリザードン、そしてカウンターアタック飛翔ですね。このあたりが、三鳥を持っている数で負けている相手をひっくり返せる数少ない手だったかと思います。私は何度もやられました。
以上、フライングジムカップで私が使っていたデッキの解説でした。
ちなみにサンダーは当てることができなかったので使いませんでしたが、フライングジムカップではファイヤーとフリーザーに火力負けするのでまぁいいでしょう。(今後のリーグマッチでは最も使いたいので困りますが。)
そういえばウォータージムカップでもリーグマッチでもしばらくジュエルタワーの背景の代わりにウレックスの背景が使われていましたが、フライングジムカップ開始のver3.0.1からジュエルタワーの背景が復活したので、フライングジムカップでも最後の11連勝チャレンジをジュエルタワーの背景でプレイすることができ、非常に気持ちが昂りましたね。
開催時期がちょうど大学が春休みに入ったタイミングだったので、かなりプレイすることができ、世界146位という成績に終われて本当によかったです。