第4節 横浜F・マリノス VS FC東京

最後にスタジアム観戦をした2020年2月23日から4ヶ月以上の #staystrongtogether を経て、ついに2020年7月12日、私たちはJリーグのスタジアムに戻ってくることができました。そんな日産スタジアムでの2020シーズンスタジアム観戦その4です。

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第4節 横浜F・マリノス VS FC東京

昨シーズン最終節では63854人の入場者数を記録したこのカードですが、この日はソーシャルディスタンスを確保するために最大収容人数5000人ということで、水曜ルヴァンの三ツ沢並に少ない人数だけが日産スタジアムという巨大な箱に入るという今まで見たことがない光景になっていました。

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日産スタジアムラソンゲート上

ソーシャルディスタンス確保のために席は全席指定席。そこで私はいつもは座らないマラソンゲートすぐそばの席を取りました。

 

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再入場券

いつもは左手にブラックライトで発光するスタンプを押すことで処理している再入場ですが、スタッフが来場者の手に触れるのはお互いの感染リスクを高めるため、再入場券が配られるシステムになっていました。

 

 

また、飛沫感染を防止するため、声を出しての応援は禁止されています。そのため、選手がウォーミングアップに出てきてもチャントを歌えず、少しだけもどかしい気持ちになりました。

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しかし私たちサポーターが声を出せないからこそ、ウォーミングアップ中の選手の声やボールを蹴る音がとても良く聞こえました。

動画に映っている通り、クロスボールをキャッチする梶川裕嗣選手と中林洋次選手の「キーパー!」という大きな声がスタジアムに響きわたっていました。プロ選手の発声を聞けるのは貴重な体験ですね。

その後もフィールドプレイヤーたちのウォーミングアップを、私たちは拍手だけで見守りました。

 

暗転演出「トリコロールギャラクシー」は声を出さずに光だけで参加できるので、今までに近い形で開催されていました。



そして試合です。

試合中も当然、私たちサポーターができるのは拍手ただ1つです。拍手は普段のチャントとは違ってリードする人がおらず、純粋にスタジアムにいるどれだけの人が拍手をしたいと思ったかどうが強弱に反映され、非常に面白いスタジアムの雰囲気となっていました。


試合は前半早々、遠藤渓太選手のゴールでマリノスが先制します。ハイタッチなどはできないので、精一杯の拍手で喜びをサポーターで共有しました。

しかしその後、ディエゴ・オリヴェイラ選手のPKとレアンドロ選手のFKでFC東京が逆転します。

PKとFKの際は無秩序な拍手の音圧でキッカーのペースを乱そうとしたマリノスサポーターですが、効果ありませんでしたね。(相手チャンス時のサポーターの対応は次の横浜FC戦で改善されました)

 

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ラソンゲート側の席なので、ウォーミングアップやハーフタイム終了時にピッチに出る選手たちを間近で見ることができたのには大興奮しました。


後半開始早々、レアンドロ選手のゴールでFC東京が追加点を取ります。

ゴール裏から反対側のゴールが遠すぎる日産スタジアムでは、お互いに味方サポーター側に攻めるエンド(大抵は後半)の時に失点すると、相手サポーターの湧き上がる様子で失点したことに気付きますが、アウェイサポーターのいないこの試合ではそれがないため、「あれ?やられたのか?」という不思議な感じでした。


試合はこのまま1-3で終了。FC東京の勝利となりました。 

 

 

チャントを歌って選手を後押しし喜怒哀楽をサポーター仲間そしてチームと共有するといういつものサッカー観戦をすることはできませんが、その替わりに選手同士の声掛けと言った部分からサッカーというスポーツのプロフェッショナルな部分を知ることができました。

今できる最大限の楽しみ方を見つける、これもエンターテインメントの醍醐味ですね。マリノスの勝利を見ることはできませんでしたが、楽しいスタジアム観戦でした。