第31節 横浜F・マリノス VS 北海道コンサドーレ札幌 

2019年11月9日、2019シーズンのスタジアム観戦その24です。場所は今シーズンラストのニッパツ三ツ沢球技場です。

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2019年J1第31節 横浜F・マリノス VS 北海道コンサドーレ札幌 ニッパツDAY

この日はLINE列整理の抽選結果が非常に悪かったので、ビジター席側のバックスタンドにあるエリアに座ることになりました。大分戦とほぼ同じエリアですね。

また、ニッパツ三ツ沢球技場での北海道コンサドーレ札幌との試合は、3月6日のルヴァン杯もあったので、今シーズン2回目ですね。

 

この位置はマリノスが前半に攻めてくる方向でした。

試合は前半2分にいきなり動きました。マリノス同様、キーパーを高い位置に置いて攻撃の起点としてくる札幌。そのボール回しの最中にGKク・ソンユンのトラップが少し大きくなった瞬間をエリキ選手は見逃しませんでした。ボールを奪って無人のゴールにボールを転がしてマリノスが先制します。後で動画を見たらク・ソンユンのトラップは、他のチームとの試合だったならばトラップミスにもならない範囲だったと思われ、マリノスの前線からのプレスの強度がいかに高かったかがわかります。(技術的ミスというより、戦術的ミス・判断ミスを突いたゴールでした)

その直後の4分、マリノスは再び敵陣深くに攻め込み、仲川輝人選手が右サイドからクロス、その瞬間を逆サイド水平方向から見ていた私は気付きました。エリキ選手が完璧にフリーになっていることに。そのチャンスをエリキ選手は頭で確実に決め、あっという間に2点目が入りました。セレブレーションでマテウス選手とエリキ選手がすぐ近くまで来たのが嬉しかったですね。

しかしこのまま崩れ切らないのが北海道コンサドーレ札幌。8分に与えたコーナーキックで、福森晃斗選手のキックからジェイ選手が合わせてきます。これはパクイルギュ選手がセービングしますが、そのこぼれ球を鈴木武蔵選手に押し込まれて1点を返されます。これで試合はどちらに転ぶかわからない雰囲気になりました。

とはいえゲームを支配していたのはマリノスで、前半23分、カウンターからのルーズボールハーフウェイライン付近で拾った仲川輝人選手が、相手DFを置き去りにし、GKもかわして無人のゴールにボールを転がして3-1としました。
これを横から見ていた私は、気が付いたら仲川輝人選手が最終ラインをぶっちぎっていて驚きましたね。スーパーゴールでした。

 

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後半開始前に円陣を組むマリノスイレブン

前半は札幌のFWジェイ選手がオフサイドトラップに面白いようにかかってくれていましたが、後半開始から札幌はジェイ選手に変えてアンデルソン・ロペス選手を投入してきます。これにより、マリノスは後半立ち上がりから押し込まれる形となりました。

後半1分に札幌に与えたFK、キッカーは福森晃斗選手。そして大外には得点力の高い日本代表DFの進藤亮佑選手。ここを注意して見ていたら、やはり福森選手は進藤選手に合わせてきました。しかしこのヘディングシュートを朴一圭選手がセーブ。さらにそのこぼれ球を前半同様に鈴木武蔵選手が押し込みに来ましたが、そのシュートも肩でブロックし、ピンチを逃れます。パギさんの2連スーパーセーブでしたね。

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札幌のコーナーキック

福森晃斗選手のコーナーキックを目の前で見ることになりましたが、やはり非常に精度が高いですよね。今のJリーグプレースキッカーとしてはナンバーワンなのではないかと思います。

その後後半25分、交代出場の遠藤渓太選手のパスに抜け出したマルコス・ジュニオール選手がPA内で倒されてPK獲得。これを自身が落ち着いて決めて4-1とします。シュート方向はGKク・ソンユン選手に読まれていたのですが、シュートコースが絶妙な位置だったので得点となりました。(2点以上リードしている状況でのPKだったので、確実に狙って止められてカウンターくらうよりも外すリスクのある難しいコースを狙ったのですかね?)

しかし29分には、2列目から抜け出してきた荒野拓馬選手のスライディングシュート……に見せかけた横パスを鈴木武蔵選手に決められて再び2点差となりました。この荒野拓馬選手の確実に得点を取るためにパスを選択した視野と判断力は敵ながらすごいと思いましたね。

まだ2点差あるとはいえさらに1点返されたら同点まであり得る攻撃力を見せてきた札幌、マリサポの身としてはひやひやしつつ、俯瞰してみれば最後までわからない面白さがありました。なんとかマリノスが絶え凌ぎ、4-2で勝利となりました。
両チームともに非常に面白い攻撃をしていて、横から見ていてとても楽しい試合でしたね。

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この試合は是非とも、公式で上がっているダイジェスト動画を見て、両チームの攻撃の力強さを感じていただきたいです。

 

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勝利の挨拶でスタンドを周るマリノスの選手たち

この日のお立ち台は、後半13分のハイスピードディフェンスなどで活躍したチアゴ・マルチンスでした。ゴール裏を交えた「シャシン」の光景は最高でしたね。

マリノスはあと3連勝すれば自力で優勝を決められるという状況になりました。
残留に向けて負けられない松本、2連覇中の意地を見せたい川崎、そして首位の東京、この手強い3チームに3連勝できたら、文句無しの超絶完全優勝です。その光景を12月7日に見たいですね!