ポケモンマスターズから考える「ポケモン」の今後

新たなポケモンスマホゲーム「ポケモンマスターズ」が今年の夏にリリースされることになりましたね。歴代のポケットモンスターシリーズに登場したトレーナーたちと一緒に戦っていくこのゲームは、「ポケモン世界にいる人間キャラへの興味」をきっかけにポケモンの世界にどっぷり漬かるようになった私としてはずっと待ち望んでいたゲームなので、リリースがとても楽しみです。
↓公式動画
【公式】『ポケモンマスターズ』特別映像 - YouTube


そして今までの「ポケモン」にはなかった方向性のゲームであるポケモンマスターズの発表を踏まえて、「ポケモン」の今後の展開について考えてみるツイートを以前しました。

これらのツイートにぶら下げる、続きのツイートの下書きを書いたのですが、140文字に上手くまとまらなかったため、Twitterではなくブログに貼り付けることにしました。
(上記のツイートでは「ポケットモンスター」と「ポケモン」という2つの単語を区別しようとしていますが、「ポケモンマスターズ」は「ポケモン」という名前がついているのに「ポケットモンスター」側という非常に紛らわしい解釈となってしまったので、この点についてはスルーしておいてください。)

というわけで、以下に「ポケモンマスターズが実現した要因」について書き記したいと思います。

1 杉森健さんたちの頑張り

ポケモンマスターズの実現にはまず第一に、数多くのトレーナーたちを手掛けた杉森健さんをはじめとするゲームフリークの方々の頑張りが大いにあると思われます。本当にありがとうございます!

2 ポケモンGOの大ヒット

別のスマホゲームであるはずのポケモンGOが、これがポケモンマスターズ実現要因に関わっていると私は考えています。
その要因は2つに分かれています。

2-1 「世代」へのこだわりの削減

今までの「ポケモン」というコンテンツは、ゲーム・ポケットモンスターシリーズ本編を軸にしていたため、カード・アニメはもちろんそれ以外の展開も現行の「世代」を強く意識したものが多かったと思います。
しかし、コンテンツの軸がポケモンGOに移ったことにより「世代」の重要性が低くなり、ポケモンマスターズのような過去を含めたゲームを実現しやすくなったのではないでしょうか。

……と、メモをした段階では書いたのですが、ブログにペーストした時に「それなら『世代を強く意識したもの』の具体例って何だろう?」と考えた結果、ポケモンマスターズと上手く比較できる具体例がすぐに思いつかなかったので、この項は「世代の雰囲気」的な軽いものだと思ってください。

※6月30日追記 (ポケマスの話というよりポケモン剣盾の話です。)
コンテンツの軸がポケモンGOに移った」ということは、ポケットモンスター ソード・シールドに今まで登場した全てのポケモンを出す必要がなくなったということにも繋がります。だからこそ、「全てのポケモンを出す」という楽しみ方はポケモンGOに、加えて「過去に遊んだポケモンを集める」という遊び方はポケモンホームにそれぞれ託し、ソード・シールドはポケットモンスターの世界を冒険するRPGとしてゲームフリークが描きたいゲームを作り切ることに専念しているのだろうと私は考えています。

2-2 資金面

株式会社ポケモンポケモンGOによる利益が非常に大きいため、資金面の余裕が以前より増えたと考えられます。それにより、ポケモン全体の中で見ると比較的利益の少なそうなピンポイントな展開に手を出しやすくなったのかもしれません。
ポケマスなどのコアな大人向け展開だけでなく、monpokeやPokémonKidsTVやポケモンイラストラボといったパパママ先生向けの展開も最近急に増えたと私は感じています。

↓参考
kigyolog.com
ポケモンGOのリリース前後で株式会社ポケモンの収益を比較すると、大きく成長しているようです。

www.pokemon.jp
幼稚園・保育園や小学校、病院など、子どもを対象とした場で非営利使用できる、ポケモンのフリー素材を配布しているサイトです。子どもたちが楽しく学んで成長してゆく毎日のお供にポケモンたちを活用してもらうための取り組みですね。

monpoke.jp
ポケモンのベビーブランドです。幼い頃ポケモンに親しんだ層がパパママになっている時代になったのを感じますね。

www.youtube.com
ポケモンの子ども向け動画を配信するチャンネルです。童謡の動画がかなり可愛いし登場するポケモンも多いので私もよく見ます。

まとめ

ポケモンマスターズの実現要因をテーマに色々と書き連ねた中で私が最終的に言いたいことは、
ポケモンの展開は今後かなり多様化されてゆく」
ということです。今までの「ポケモン」「ポケットモンスター」は、できる限り多くの人に楽しんでもらえるようなものを既存の幅からなるべく出ないように作っている印象でしたが、これからは今までよりも「人それぞれのポケモンへの触れ方」を個別に強化した展開が増えてゆくと私は思っています。
多種多様な「ポケモン」の中から、自分に最も適した楽しみ方を見つける、それが今まで以上に強化される時代になってゆくのではないのでしょうか。
だからあなたも私も、「ポケモン」の中で最も自分に合った楽しみ方を見つけてみましょう。

(そして「ポケモンに関わる全てをテイスティングしたい」が行動理念の私は、多様化するポケモンを全て楽しもうとして今後の人生の時間を全て使ってしまいそうです。(できることならそうしたい))

まぁとりあえず、ポケモンマスターズが楽しみです!!!!!