シシコとカエンジシ!炎の旅立ち!!

XY第97話(第101話) XY&Z第4話 2015年11月19日放送
シシコカエンジシ!炎の旅立ち!!」
タイトル読み:サトシ タイトル画面:サトシ


荒野地帯に入ったサトシたちが、そこで見かけた野生のシシコカエンジシの親子と
共に、いや、シシコが繰り広げた繰り広げたお話でした。

独り立ちの時期が近づくシシコに対して、父親として獅子として厳しい態度で接する
カエンジシ。そのあまりの激しさにサトシとピカチュウは割って入ってしまいますが、
助けた後のシシコの「自分でやるんだ」という強い意志を見て、ユリーカは助けて
あげたがりましたが、一転してシシコ陰から見守ることにしました。ここには
湿原の戦いでの「野生のポケモン同士のことには人間は手は出すべきではない。」
というケンゾウさんの言葉が生きているのではないかと思います。
それでも傷の手当くらいならば助けてあげていいでしょうし、
サトシたちの一連の行動はその教えを含めて理に適っていたかと思います。
そこからは見守りつつ、シシコがピンチの時は、シシコに気付かれないようにそっと
助けてあげました。このさりげなさが結構素晴らしかったと感じました。

カエンジシの強さに惹かれて捕えようと動いていたロケット団は、シシコ釣りなど
最初から面白さ満点のの作戦を見せていました。そして終盤で使った巨大メカの
「スイスイスイコームマーク2」(リザードン型)、これが'マーク2'なのは、
ミルフィちゃん初登場回で登場した「スイスイスイーツスイコーム」(オクタン型)の
改良型だからということですね。久々の登場だな……と思ったら、なるほどこの回の
脚本が同じ園田さんだったからのようです。XYでは3度目の担当ですかね?
しかしこのメカはそのコミカルなネーミングとは反して、怒り狂ったカエンジシの力を使うなど、怖いレベルの兵器でした……。バニプッチ回などでもそうでしたが、
XYのロケット団の巨大メカ(ニャース型を除く)は、そのコミカルな見た目とネーミング
に反して、ポケモンの力を無理矢理使う恐ろしいメカである印象がありますね。

そしてこの話のメインであったシシコ、そして父親のカエンジシ
まずカエンジシは厳しい父親ですが、シシコが一人で荒野を行く姿を高台から
そっと見守っている、実は子ども想いのお父さんです。いくつかのシシコのピンチで
もしサトシたちがいなかったとしたらカエンジシ自ら助けに行ったのかもしれません。
でもそうしなくて済んだことをサトシたちに感謝しているのではないのかと思います。
そもそも最初にサトシが割って入ったときに、そこまで強く「邪魔するな」という
リアクションを見せていなかった感じがありますが、それはポケモンを想うサトシの
瞳・真っ直ぐな心に何か感じるものがあったのではないかと思います。って、この
理論だとカエンジシが伝説のポケモンみたいですね。でもそれくらいの威厳のあるポケモンでしょう。
そしてロケット団のメカによってシシコが傷つけられたときは、我を忘れるほどに
まで怒り狂っていました。それほどシシコが本当は大切だったのですね。
そしてシシコ、最初はまだ独り立ちには早い印象を受けましたが、独りでオレンのみ
を取りに行く道中でどんどん自信をつけていきました。それは困難を1人で乗り
越えることができたという事実が自信になっていったのでしょうね。
サトシたちのさりげないフォローがここで良い結果を生んだようです。
ちなみにシシコはこの回が初登場と見せかけて、トライポカロンフウジョ大会
フリーパフォーマンスでちらっと登場しています。


野生のポケモンの独り立ち、そこには様々な苦難・困難そしてドラマがありますね!


Cパートは「ポケモン アンビリーバボー」(2回目?)
ニャオニクスがオスとメスで見た目が大きく違い、さらには覚える技や特性も違う
ということが紹介されていました。この点はニャオニクスは結構特殊ですよね。
ニドキングニドクインみたいな感じです。(能力は♂♀同じですが。)
オスとメスとで見た目が違う他のポケモンとしてカエンジシも紹介され、
そこでカエンジシシシコ(あのシシコの弟妹達?)の家族の映像がありました。